
年齢とともに目立ちやすくなる、目の下のクマや膨らみ、凹み。
クマ治療にはさまざまな方法がありますが、その中でも、皮膚表面を切開せずに目の下の膨らみと凹みを同時に改善できる方法として「裏ハムラ法」があります。
本記事では、裏ハムラ法の仕組みや適している人、メリット・デメリット、ほかのクマ治療との違い、ダウンタイムまで詳しく解説します。
裏ハムラとは?どんな人におすすめ

裏ハムラ法とは、目の下の膨らみと凹みによって生じるクマを改善する手術です。
下まぶたの裏側にある結膜を切開し、目の下に突出している眼窩脂肪を、その下にある凹み部分へ移動・固定します。
目の下では、眼窩脂肪が前方へ突出すると「膨らみ」ができ、その下にあるティアトラフなどの凹みとの境界によって影が生じ、黒クマ・影クマが目立ちやすくなります。
裏ハムラ法では、この膨らみの原因となっている脂肪を単純に取り除くのではなく、凹んでいる部分へ移動させることで、目の下の高低差をなだらかに整えていきます。
そのため、目の下の膨らみと凹みの両方が目立つ方に適している治療です。
手術時間は、施術内容によって異なりますが、目安として2時間程度です。
クマには複数の種類があり、原因によって適した治療方法は異なります。それぞれのクマの原因と改善方法については、下記のコラムでも詳しく解説しています。
裏ハムラ法のメリット
裏ハムラ法には、目の下の膨らみと凹みを同時に改善できることに加えて、さまざまなメリットがあります。
皮膚側に傷が残らない
裏ハムラ法では、下まぶたの裏側にある結膜を切開して手術を行います。
そのため、皮膚表面を切開する必要がなく、目元の表側に傷跡が残りません。
「目元に傷跡を残したくない」「周囲に手術を受けたことを知られたくない」という方にとって、大きなメリットのひとつです。
目の下が凹む可能性が低い
裏ハムラ法では、突出している眼窩脂肪を取り除くのではなく、凹んでいる部分へ移動させます。
経結膜脱脂のように脂肪を取り除く方法では、脂肪を取りすぎると目の下が凹んだり、かえって影が目立ったりすることがあります。
裏ハムラ法では、もともとある眼窩脂肪を利用して目の下の凹凸を整えるため、脂肪を取り除く治療と比較すると、術後の凹みが生じにくいことが特徴です。
膨らみと凹みを同時に改善できる
裏ハムラ法の大きな特徴は、目の下の膨らみだけではなく、その下にある凹みも同時に改善できることです。
膨らんでいる部分を単純に減らすのではなく、脂肪を凹み部分へ移動させるため、目の下の段差をなだらかに整えることができます。
膨らみと凹みの境界によってできていた影が目立ちにくくなり、疲れて見える目元や老けた印象の改善が期待できます。
眼瞼外反のリスクを抑えやすい
目の下の皮膚側からアプローチする表ハムラ法では、皮膚や眼輪筋を切開して手術を行います。
そのため、状態や手術方法によっては、下まぶたが外側へめくれる「眼瞼外反」が起こる可能性があります。
一方、裏ハムラ法では皮膚や眼輪筋へのダメージを抑えながら結膜側からアプローチするため、表ハムラ法と比較すると眼瞼外反のリスクを抑えやすいという特徴があります。
裏ハムラ法がおすすめな人
裏ハムラ法は以下のようなお悩みを持つ方におすすめの施術です。
- 目の下の膨らみが気になる
- 目の下の凹みや影クマが気になる
- 膨らみと凹みの両方を改善したい
- 皮膚表面に傷跡を残したくない
- 疲れて見える、老けて見える目元を改善したい
- 経結膜脱脂後の凹みが心配
- 脂肪注入などでボリュームを追加することに抵抗がある
- 目の下の凹凸によって涙袋が目立ちにくくなっている
ただし、裏ハムラ法はすべてのクマに適しているわけではありません。
皮膚のたるみが強い場合や、色素沈着・血行不良などがクマの主な原因となっている場合は、裏ハムラ法だけでは十分な改善が得られないことがあります。
現在のクマがどのような原因で生じているのかを診断したうえで、適した治療方法を選ぶことが重要です。
Vogueの裏ハムラの特徴〜クマ・たるみ取り治療後の修正ができる形成外科専門医が行うクマ・たるみ治療〜

Vogueでは、初めてクマ治療を受ける方だけでなく、過去にクマ治療を受けたものの、目の下に凹みやしこり、くぼみ目などが生じてしまった方に対する修正手術にも対応しています。
経結膜脱脂で眼窩脂肪を取りすぎたり、脂肪注入の量や注入位置が適切でなかったりすると、目の下に凹凸や左右差が生じることがあります。
また、過去に受けたPRP療法やFGFを用いた治療などによって組織の状態が変化し、しこりや不自然な膨らみ、凹凸などが残っているケースもあります。
一度治療を受けた目元は、組織の癒着や瘢痕、脂肪量の変化などが生じていることがあり、初回手術と比較して修正手術の難易度が高くなる傾向があります。
そのためVogueでは、「凹んでいるから脂肪を追加する」「膨らんでいるからさらに脱脂する」といった単純な考え方ではなく、過去にどのような治療を受け、現在の目の下で何が起きているのかを確認したうえで修正方法を検討します。
裏ハムラと他の手術との違いも解説
目の下のクマや膨らみを改善する治療には、裏ハムラ法のほかに「表ハムラ法」「経結膜脱脂」「脂肪注入・ヒアルロン酸注入」などがあります。
それぞれアプローチする部位や適している症状が異なるため、違いを理解しておきましょう。
それぞれの違いについてご紹介します。
表ハムラ法
+表ハムラ法】の症例をご紹介します🌱_患者様のお悩み:・まつ毛に皮膚が被ってくるのが気になる-2-819x1024.jpg)
表ハムラ法では、下まつ毛の際に沿って皮膚を切開し、突出している眼窩脂肪を目の下の凹んでいる部分へ移動・固定します。
裏ハムラ法と同様に、膨らみと凹みを同時に改善できる治療です。
さらに、皮膚側からアプローチするため、余っている皮膚を同時に切除することもできます。
そのため、目の下の膨らみ・凹みに加えて、皮膚のたるみやシワが強い方では、表ハムラ法が適している場合があります。
一方で、皮膚や眼輪筋を切開するため、裏ハムラ法と比較すると傷跡や眼瞼外反などのリスクについても考慮する必要があります。
経結膜脱脂

経結膜脱脂とは、下まぶたの裏側にある結膜からアプローチし、膨らみの原因となっている眼窩脂肪を取り除く治療です。
裏ハムラ法と同様に皮膚表面を切開しないため、目元の表側に傷跡が残りません。
一方、経結膜脱脂は眼窩脂肪を「取り除く」のに対して、裏ハムラ法は眼窩脂肪を「移動させる」という違いがあります。
もともと目の下の凹みがある方や、脂肪を取りすぎた場合には、脱脂後に凹みや影が目立つことがあります。その場合、脂肪注入などを組み合わせて凹みを整えることがあります。
経結膜脱脂については、下記のコラムでも詳しく解説しています。
脂肪・ヒアルロン酸注入

目の下の凹みが目立つ場合には、脂肪やヒアルロン酸を注入してボリュームを補う方法があります。
脂肪注入では、太ももやお腹などから採取した自身の脂肪を加工し、目の下の凹みへ注入します。
自身の組織を使用するため異物反応が起こりにくく、生着した脂肪は長期的な効果が期待できます。
一方で、生着率には個人差があり、しこりや左右差などが生じる可能性もあります。
ヒアルロン酸注入は、手術を行わずに目の下の凹みを整えられることがメリットです。
ただし、ヒアルロン酸は徐々に体内へ吸収されるため、効果を維持するには定期的な施術が必要になる場合があります。
目の下は皮膚が薄く血管も多い部位のため、注入量や注入位置を慎重に判断することが重要です。
裏ハムラのデメリット

裏ハムラ法には多くのメリットがありますが、すべての方に適しているわけではありません。
医師に高度な技術が求められる
裏ハムラ法では、下まぶたの裏側からアプローチし、眼窩脂肪を適切な位置へ移動・固定します。
皮膚側から直接確認しながら手術を行う方法と比較すると視野が限られるため、目の下の解剖を十分に理解したうえで、適切な層を剥離し、脂肪を移動・固定する技術が求められます。
そのため、裏ハムラ法を検討する場合は、クマ治療やハムラ法の症例を多く経験している医師に相談することが大切です。
皮膚のたるみは直接切除できない
裏ハムラ法では皮膚表面を切開しないため、余っている皮膚そのものを切除することはできません。
そのため、目の下の皮膚のたるみが強い方では、裏ハムラ法だけでは十分な改善が得られない場合があります。
皮膚の余りが目立つ場合には、表ハムラ法や下眼瞼のたるみ取りなど、皮膚切除を伴う治療が適していることもあります。
腫れや内出血などのダウンタイムがある
皮膚表面に傷が残らないとはいえ、裏ハムラ法も手術であることに変わりはありません。
術後には腫れ・内出血・むくみ・痛みなどが生じることがあります。
症状の程度や回復までの期間には個人差があるため、仕事や大切な予定がある場合は、余裕を持ったスケジュールで手術を受けることが大切です。
裏ハムラ術後のダウンタイムと過ごし方の注意点

裏ハムラ法の術後は、腫れや内出血などが徐々に改善していきます。
大きな腫れや内出血は1〜2週間程度で落ち着いてくることが多いものの、むくみや硬さ、細かな左右差などはその後も続くことがあります。
目元の状態が安定し、最終的な仕上がりを判断できるまでには、3カ月程度を目安に考えておくとよいでしょう。
ダウンタイム中には、主に次のような症状が現れることがあります。
- 腫れ
- 内出血
- むくみ
- 痛み
- 目の下の硬さや違和感
- 一時的な左右差
術後の洗顔やメイク、コンタクトレンズなどを再開できる時期は、手術内容や医師の指示によって異なります。
特に術後早期は目元を強くこすったり、押したりしないように注意しましょう。
また、入浴・飲酒・サウナ・激しい運動など、血行を促進する行為は腫れや内出血を悪化させる可能性があります。
術後しばらくは控え、いつから再開できるかについては医師の指示に従ってください。
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まとめ
裏ハムラ法は、下まぶたの裏側からアプローチし、突出している眼窩脂肪を目の下の凹みへ移動させることで、膨らみと凹みを同時に改善する手術です。
皮膚表面に傷跡が残らず、眼窩脂肪を取り除かずに利用できることが大きなメリットです。
一方で、皮膚のたるみが強い場合など、裏ハムラ法だけでは十分な改善が得られないケースもあります。
クマ治療では、「裏ハムラ法がよい」「脱脂がよい」と施術を先に決めるのではなく、目の下の膨らみ・凹み・皮膚のたるみなどを診断し、自分の状態に合った治療方法を選ぶことが大切です。
札幌・ル・トロワにある美容クリニック「Vogue」では、目の下の状態を診察したうえで、一人ひとりに合わせたクマ治療をご提案しています。
目の下のクマや膨らみ、凹みが気になる方は、まずはお気軽にご相談ください。
Instagramでは、クマ治療の症例写真もご紹介していますので、治療を検討されている方はぜひ参考にしてください。





