アクアフィリング豊胸とは?危険性がある理由やお困りの方への対処法

こんにちは!札幌のル・トロワにあるビューティクリニック「Vogue」です。

 

注入するだけで手軽に行えるアクアフィリング豊胸ですが、危険性があるといわれているのをご存じでしょうか?

 

今回は、アクアフィリング豊胸の詳細や、アクアフィリング豊胸の危険性を解説!

 

アクアフィリング豊胸を行なった後にトラブルが起きたなど、お困りの方はどう対処すれば良いかもお伝えします。

 

アクアフィリング豊胸で不安に感じている方は、ぜひ参考にしてください。

 

本当は危険な「アクアフィリング豊胸」とは?

アクアフィリング豊胸とは、アクアフィリングというゼリー状のフィラー剤(非吸収性充填剤の一つ)をバストに注入し、バストアップさせたり、バストの形を整えたりする施術です。

このフィラー剤は、98%の水分と2%のポリアミドという成分からできています。

 

感触が柔らかい上に、効果の持続性が3~5年と長いのが特徴で、少し前までは行う方も多くいました。

 

実は、このアクアフィリング豊胸は近年危険であることが判明し、注目を集めています。

 

2019年に2つの美容外科学会を含んだ4つの団体が声明を発表するほどの危険性であり、多くの美容クリニックのメニューから外されています。

参考:非吸収性充填剤注入による豊胸術に関する共同声明 

 

危険性については後ほど解説しますが、他の代表的な豊胸手術との違いも簡単にご紹介しましょう。

 

ヒアルロン酸豊胸との違い

ヒアルロン酸を注入するだけで豊胸が可能という点は、アクアフィリング豊胸と似ています。

しかし、ヒアルロン酸は水分を多く抱え込みゼリー状にもなる成分ですが、元々体内にも存在しているため安全性が高いです。

 

また、ヒアルロン酸は体内に吸収されて一定期間でなくなってしまう点がアクアフィリングとの違いです。

 

シリコンバッグ豊胸との違い

豊胸バッグを胸に入れる豊胸法です。

シリコンバックを挿入する手術という点が、手軽に注入をして行えるアクアフィリング豊胸との大きな違いです。

 

また、アクアフィリング豊胸の効果が3~5年なのに対し、シリコンバック豊胸は半永久的に効果が持続します

 

脂肪注入による豊胸との違い

腹部や太ももなどから自分の脂肪を吸引し、バストに注入する豊胸法です。

シリコンバッグ豊胸と同様に、脂肪吸引をする際に手術をしなくてはいけないという点がアクアフィリング豊胸と異なります。

 

自分の脂肪を注入するので、安全性が高いです。

 

効果がシリコンバッグ豊胸と同様に半永久的に持続する点も、アクアフィリング豊胸と異なります。

 

豊胸手術の種類を詳しく知りたい方は、「豊胸手術の種類とは?種類別にメリット・デメリットをご紹介!」も参考にしてみてくださいね。

 

 

アクアフィリング豊胸の危険性を解説!なぜトラブルが多い?

アクアフィリングは、先ほどご紹介した声明でも「安全性が証明されるまで非吸収性充填剤を豊胸目的に注入することは実施するべきではない」と記載されています。

 

アクアフィリング豊胸が危険といわれている主な理由を、わかりやすくまとめました。

 

  • ・体に完全に吸収されないで残り続ける可能性がある
  • ・取り除くのが難しい可能性がある
  • ・しこりや痛みが出る可能性がある
  • ・体内を移動する可能性がある
  • ・発がん性などの毒性が100%否定できない

 

それぞれについて、詳しく解説します。

 

体に完全に吸収されないで残り続ける可能性がある

アクアフィリングは体に分解を行う仕組みがないため、完全には吸収されず、ある程度は半永久的に残る可能性があります

 

大半のアクアフィリングは細分化され、マクロファージなどの免疫細胞によって分解されていき、組織に吸収されたり、体外に排出されたりします。

 

ただ、大量にアクアフィリングを注入した場合は、吸収や排出に時間がかかってしまい、体内に残り続ける可能性があるのです。

 

取り除くのが難しい可能性がある

アクアフィリングは日本での発売当初、生理食塩水で洗い流せば簡単に取り除けるとされていました。

 

しかし、実際には単純に洗い流すだけではすべて取り除くことは難しいです。

バストを切開してアクアフィリングを取り除き、その後、生理食塩水で洗うなどの処置が必要な場合があります。

 

また、アクアフィリング豊胸を行い、一定期間の時間が経過した場合は、出血が多くなり、このような処置をするのも困難なケースがあります。

 

しこりや痛みが出る可能性がある

アクアフィリングを大量に注入した場合、体内に残り続ける可能性があるため、しこりになったりバストが変形してしまう可能性があります。

 

また、体内に残っているアクアフィリングによって炎症を起こし、痛みや腫れなどの症状が出ることも

 

どちらもアクアフィリングを取り除く処置が必要となりますが、先ほどお伝えした通り、取り除くのが難しいケースもあります。

 

体内を移動する可能性がある

アクアフィリングは注入した細胞の間を通って体内を移動してしまう可能性があります。

実際に大胸筋やお腹の中に移動した症例も報告されています。

さらに、母乳と一緒に分泌される恐れもあります

 

また、炎症や感染が起きたり、除去を行うのがさらに難しくなってしまったりする可能性があります。

 

発がん性などの毒性が100%否定できない

アクアフィリングには、アクリルアミドという化学物質が少量ですが含まれています。

国際がん研究機関(IARC)ではアクリルアミドを「ヒトに対しておそらく発がん性がある物質」と分類しています。

 

ただし、アクリルアミドの発がん性についてははっきりと証明されているわけではなく、アクアフィリングでがんを発症したという事例もありません。

現段階では「発がん性が疑われる」という状況です。

 

しかし、安全性が確認されていないことから、アクアフィリング豊胸を中止しているクリニックは多いです。

 

 

アクアフィリング豊胸でトラブルが起こり、お困りの方へ

<画像:目を隠して泣いている女性のイメージ>

アクアフィリング豊胸をしている方で、不安に思ったりトラブルが起きたりしていて、除去したいと考えている方もいますよね。

 

除去を考えている方は、まずアクアフィリングを除去できる美容クリニックなどに相談してみましょう。

 

その後、アクアフィリングをバストを切開して取り除いたり、生理食塩水で洗うなどの処置をして、一つひとつ取り除いていく処置をします。

 

アクアフィリングが体内を移動していたり、すでに炎症が起こっている場合は除去が困難な可能性もあるので、アクアフィリング豊胸で不安に思っている方は早めに相談すると良いでしょう。

 

 

アクアフィリング豊胸は危険!トラブルがある方はすぐに相談

アクアフィリング豊胸とは、アクアフィリングというゼリー状のフィラー剤をバストに注入し、バストアップさせたり、バストの形を整えたりする施術です。

ヒアルロン酸豊胸よりも効果が持続し、シリコンバッグ豊胸や脂肪注入よる豊胸よりも手軽にできるのが特徴で、少し前までは行う方もいましたが、近年危険性が高いと注目を集めています。

 

体に完全に吸収されないで残り続ける、取り除くのが難しい、しこりや痛みが出る、体内を移動する、発がん性が疑われる物質が含まれている、などの可能性があるからです。

 

アクアフィリング豊胸をすでに行なっていて不安な方や、トラブルが起きている方は、アクアフィリングを除去できる美容クリニックなどに相談してみましょう。

 

札幌のル・トロワにある美容クリニック「Vogue」では、アクアフィリング豊胸は行なっていません。

安全な豊胸メニューが充実していますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

Instagramでもご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。