DARKCIRCLES

クマは目元に現れるたるみ、色味や影のことで、年齢や生活習慣とともに目立つようになります。クマがあることで顔全体が疲れた印象や老けた印象を与えやすくなり、治療をする事で大きく改善する事が可能です。
札幌ビューティークリニックVogueの目の下のクマ・たるみ取りの特徴
当院のクマ・たるみ取り治療は、患者様の理想を実現するために以下のポイントを重視しています。
皮膚表面に傷をつけない(切らない)治療を提案
クマ治療は瞼の皮膚に傷を付けず、瞼の裏側に穴を開けて治療する事ができます。まぶたの裏から治療する簡単な方法として脱脂という手術がありますが、近年治せない目の下の凹みやくぼみ目を作ってしまうという事が分かってきました。もちろん脱脂は少量の切除の症例であれば非常に有用な治療法なのですが、ある程度の脂肪量を取るクマの場合はそのコントロールが難しく、熟練の医師でも凹みを避ける事ができません。そのため当院では安全にクマ治療を行うべくまぶたの裏から行うハムラ法=裏ハムラ法をメインの治療としております。
凹みを作らないためにハムラ法を採用
長年クマ治療の定番だった脱脂が治せない目の下の凹みやくぼみ目を作ってしまうと大変な修正を要します。それは眼窩脂肪というクマの原因になる脂肪を取り除いてしまい元に戻せないからなのです。そこで当院は眼窩脂肪を温存してくぼみを作らないハムラ法を基本とし、必要に応じて脂肪注入を併用するため全てのクマタイプに対して適切な治療を行う事ができます。
クマ・たるみ取り治療後の修正ができる形成外科専門医が行うクマ・たるみ治療
安易な脱脂や脂肪注入、または不適切なPRP療法やFGF注射によりしこりや凹み、またくぼみ目などを起こしてしまった方に対し当院では修正手を行っております。表ハムラ法で十分な視野を作った術野からしこりの除去や治らない凹みに対して脂肪移植、人工物の挿入でもう治らないと言われた凹みや変形を改善させます。修正手術のポイントを押さえたクマ治療でくぼみ目や陥没を起こす事なく綺麗な目の下を手に入れましょう。
クマには主に 「黒クマ」「青クマ」「茶クマ」 の3つの種類があり、それぞれ原因と適した治療法が異なります。
黒クマ(影クマ)の治療法
黒クマ。加齢により眼球周りの脂肪(眼窩脂肪)や皮膚がたるみ、影が生じる事により黒っぽく見えるためこの様に呼ばれます。
クマ取り治療には、切開をしない方法と、切開を伴う方法の2種類があります。
- 裏ハムラ法
- 経結膜脱脂法
- 脂肪注入
- マイクロCRF脂肪注入
裏ハムラ法
脱脂と同じ様に目の裏側からアプローチします。眼窩脂肪を切除せず、適切な位置に移動させて影のできる部分を補うため、傷を表面に作る事なくクマを改善する事ができます。ただし、皮膚にたるみがある場合、眼窩脂肪を移動するだけでは表面のシワが目立ったり、凹みが強調されて悪化したと感じる場合があります。たるみがある場合は表ハムラ法の適応になりますので、正しい評価と適した治療法を選択する必要があります。
経結膜脱脂法

目の裏側から小さな穴をあけて余分な脂肪を取り除く手術です。手術時間が短く、出血などもほとんどないためダウンタイムが短く受けやすい治療になります。

下まぶたの裏を小さく切開して余分な眼窩脂肪を除去する。

眼窩脂肪の突出がなくなり、クマが改善します。
大手美容外科で安価な治療として流行りましたが、昨今では脂肪の切除量に配慮をしなかった無理な脱脂により数年後くぼみ目になってしまうという問題が生じています。
ただし適応を考えて適切な量の脂肪を取れば自然な仕上がりになる良い方法なので、適応を見極めて治療する必要があります。
脂肪注入


自分の脂肪を身体の一部(太ももやお腹)から吸引し、それを再度クマの凹みに注射で戻す治療法です。取る脂肪の量も少なく、注入に必要な量も少ないため、脂肪吸引を併用するとは言っても非常に身体に負担の少ない治療法になります。
経結膜脱脂と併用して用いられる事が多く、注入量を控え目にして適した層に注入できれば良い方法なのですが、しこりの発生が多く、一度しこりができてしまうと表ハムラ法での修正が必要になってしまうため注意が必要です。
マイクロCRF脂肪注入
しこりになりやすい脂肪注入ですが、特殊な機器を使用して脂肪を極限まで細かく砕いて注入する事でしこりのリスクをなくし、さらには目周りの細かいしわを改善しなめらかに凹みを埋める事ができます。特に青クマの治療に有用な方法ですが、ゴルゴラインが気になる方にはハムラ法だけでは治療ができない場合があるため併用する場合があります。
目の下のヒアルロン酸注入のリスクと当院が脂肪注入を推奨する理由
目の下は皮膚が非常に薄いため、ヒアルロン酸を注入すると 「チンダル現象」 が起こりやすいというデメリットがあります。
「チンダル現象」とはヒアルロン酸が皮膚のすぐ下に滞留することで光を透過しやすくし青黒く透けて見える現象で、チンダル現象が発生すると色味だけでなく不自然な膨らみやくぼみが目立ち、かえって疲れた印象になってしまうことがあります。
ヒアルロン酸には簡単にボリュームを増す事ができクマをごまかせるというメリットはあるものの、長期的な目線では根本的な改善ができるとは言えず、以下のリスクも伴います。
ヒアルロン酸注入のリスクとデメリット
1.チンダル現象による不自然な仕上がり
→ 目の下の皮膚は特に薄いため、光の影響を受けやすく、青黒く透けてしまう可能性が高くなります。
2.凸凹やしこりができやすい
→ 薄い皮膚のすぐ下に注入すると均一に広がりにくい上、凹凸やしこりが目立つ可能性が高くなります。
3.時間の経過とともに膨らみが不自然になる
→ ヒアルロン酸は水分を引き寄せる性質があり、時間の経過とともに 膨らみすぎることがあります。特に笑ったり目をつぶったりした場合に不自然な膨らみに見える事も少なくありません。
4.効果が一時的で、定期的な追加施術が必要
→ ヒアルロン酸は体内に吸収されるため、半年〜1年ほどで効果が減少し定期的な追加注入が必要となります。繰り返していると不自然なボリュームになる可能性が高く、ヒアルロン酸だけの治療には限界があるというのが正直なところです。
5.修正が難しいケースがある
→ ヒアルロン酸は溶解剤(ヒアルロニダーゼ)で分解できるものの、一度注入してしまうと完全に元の状態に戻るわけではなく、特に目の下は一度膨らんで伸びた皮膚がたるんでしわが増悪するリスクが高まります。
そのため当院では、ヒアルロン酸のリスクを考慮し、目の下のくぼみ改善には「脂肪注入」 を推奨しています。脂肪注入は自分の体の脂肪を採取して移植するため、以下のようなメリットがあります。
①チンダル現象が起こらない
②時間が経過しても自然な仕上がりを維持
③一度生着すれば半永久的な効果が期待できる
④肌質改善効果による美肌効果も期待できる
切開を伴う治療は以下の方法です。
- 表ハムラ法
- 下眼瞼たるみ取り
表ハムラ法
皮膚を切除し、たるみを取りながら眼窩脂肪を移動させて目の下の凹みを埋める事で影を改善させる方法です。裏ハムラ法同様、眼窩脂肪を完全に取り除かず移動させるため、将来的なくぼみ目が発生しにくく、皮膚のたるみを取る事で劇的な若返り効果が得られます。ただし、皮膚切除の量や脂肪移動のしかたによっては眼瞼外反(あっかんべー)になる可能性があるため、皮膚切除量の設定は非常に繊細な決定が必要です。

【術式】
・表ハムラ
担当医:前田院長
プクッと出ているクマを気にされていた患者様。
表ハムラ法にて膨らんだクマを改善しながら、膨らんだクマの下の凹み部分も改善しフラットなお目元に。
表ハムラ法とは、
クマの膨らみの原因となっている眼窩脂肪を膨らみの下の凹み部分に移動する方法+下瞼のまつ毛の際の皮膚の切除も同時に行い目の下のたるみも改善する方法です。
【ダウンタイム】
・2週間程度、内出血や腫れ。
・術後5〜7日までに抜糸にご来院いただく必要がございます。
下眼瞼たるみ取り
稀に皮膚のたるみだけが目立つ方がいらっしゃいますが、この場合は皮膚の切除をするだけで改善する場合があります。また過去に黒クマ治療で経結膜脱脂を受けられた方の中に皮膚のたるみだけが残ってしまいたるみ取りをするだけで改善する方もいらっしゃいます。

【術式】
・経結膜脱脂
・脂肪注入
・下眼瞼たるみ取り
担当医:荻野副院長
過去に他院でPRP注入を受けたことがある患者様。
脂肪の膨らみとPRPによる肉芽腫があり、さらにその下に窪みのある状態でした。
さらに皮膚のたるみもあるため、クマ治療の複合手術をお勧めしました。
経結膜脱脂で過剰な脂肪を取り、脂肪の足りない部分に脂肪注入を。皮膚のたるみに対しては下眼瞼たるみ取りを行っています。
黒クマと青クマ、茶クマが混在している場合、患者様の状態に合わせた総合的な治療を提案いたします。
特に青クマはマイクロCRF脂肪注入が、茶クマはレーザーや軟膏処置、内服などのスキンケアが併用され、該当のクマに対して適切な治療ができないと改善が得られない場合も多くあるため、経験のある医師の評価が重要です。
黒クマの治療は顔全体の老けた印象、疲れた印象を大きく改善できる可能性がありますが、治療の主体は手術になってしまいます。進行性であるため、なかなか手術に踏み切れないまま年齢を重ねてしまうとどうしても負担の大きな治療になりがちです。
ビューティークリニックVogueでは高度な技術と専門医の知識により、安全で劇的な改善が得られる治療を早期に提案し、自然で美しい目元の形成を実現します。
青クマ(紫クマ)の治療法
血行不良や皮膚の薄さが原因で組織が透見するために起こります。血管の色が目立つ場合は青っぽく見え、筋肉(眼輪筋)が透けて見える場合は紫っぽく見えるため、若い世代でも見られることがあります。
脂肪注入(マイクロCRF法)
自分の脂肪を微細化して目の下に注入することで、皮膚を厚くし、血管の透け感をカバーします。切開を伴わないため、自然な仕上がりと短いダウンタイムが特徴です。
ヒアルロン酸・コラーゲン注入
目元の浅い部分にヒアルロン酸を注入することで、皮膚をふっくらさせ、青みを軽減します。即効性があり、短期間で効果を実感できるのが利点です。
血行改善療法
温熱療法や内服薬を用いることで、血流を改善し、青クマを緩和します。
青クマは血行や皮膚の薄さなど、生活習慣や体質が関わる複合的な症状です。ビューティークリニックVogueでは、一人ひとりの原因を丁寧に診断し、「皮膚を厚くする治療」 と 「血流を改善するアプローチ」 で目元の青みを改善します。
茶クマの治療法
紫外線や摩擦による色素沈着が原因となり、目元に茶色い影が定着するクマです。
ピコレーザー治療
最新のレーザー技術を使用し、メラニンを分解することで色素沈着を改善します。皮膚を傷つけずに目元を明るくする治療法です。
美白注射や内服療法
トラネキサム酸などの美白成分を注射または内服することで、内側から色素沈着を改善します。
スキンケア指導
適切なスキンケア方法や生活習慣の見直しを提案し、再発予防を目指します。
生活習慣の見直し
- 紫外線対策(UVクリーム、サングラスの使用)
- 正しいメイク落としと保湿ケア
- 睡眠と栄養バランスを整えることで新陳代謝を促進
茶クマは色素沈着という皮膚の機能に関わる問題であるため、短期間での改善が難しいケースがあります。
目の下のクマ・たるみ取りのダウンタイム
痛み・腫れ・内出血 | 目立つ症状は7日程度、腫れや内出血は2週間ほど。 1ヶ月ほどむくみ感。 ※個人差あり |
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洗顔 | 翌日からOK |
メイク | 翌日からOK |
通院 | 1週間、1か月後検診 切る治療は術後5〜7日までに抜糸にご来院。 |
施術の持続性 | 半永久的 |
診察・治療料金
診察料
全て税込価格(10%)
初診料
3,300円(前田院長のみ5,500円)
再診
1,100円(前田院長のみ3,300円)
治療料金
全て税込価格(10%)
経結膜脱脂 | 308,000円 |
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裏ハムラ法 | 500,000円 |
表ハムラ法 | 700,000円 |
+ミッドフェイス糸リフト | 165,000円 |
経結膜脱脂+マイクロCRF+脂肪バンク | 700,000円 |
経結膜脱脂+たるみ取り | 960,000円 |
マイクロCRF+脂肪バンク | 960,000円 |
経結膜脱脂+マイクロCRF(前顔)+脂肪バンク | 960,000円 |
裏ハムラ法+たるみ取り | 700,000円 |
裏ハムラ法+マイクロCRF+脂肪バンク | 800,000円 |
表ハムラ法+マイクロ+脂肪バンク | 960,000円 |
よくあるご質問
術後、加齢により眼球の周りの脂肪が下垂し再び軽度膨らむ事がありますが、当院の方法はほぼ永久と考えて構いません。
脂肪だけを取る場合、下まぶたの裏側から小さな穴を開けて取るため、表側には傷が付きません。表側からは見えない部分で、粘膜のため傷の治りも早く、凸凹になるようなこともないので、気になるようなことはありません。
コラーゲンやヒアルロン酸は時問の経過とともに体内で分解吸収されて無くなってしまうため、維持するためには定期的な治療が必要となります。一方、脂肪注入の場合、定着した脂肪は半永久的に残るため定期的な治療の必要はなく、ご自身の脂肪を使用するため拒絶反応やアレルギー反応を起こさない施術です。
脂肪注入後生着した脂肪は組織として残るため、切開して除去するか注入した部位のあたりを吸引するか、または脂肪溶解注射で脂肪を溶かすしか方法はありません。どの方法にも共通して言えることは、注入した脂肪だけを取り除くことは難しいです。