
ほうれい線は加齢による皮膚のたるみだけでなく、頬の脂肪の下垂やボリュームロス、表情筋の衰え、生活習慣などさまざまな要因が重なって目立つようになります。
また、ほうれい線の原因によって効果的な改善方法は異なるため、自分に合わないケアを続けても思うような変化を実感できないことも少なくありません。
この記事では、ほうれい線が目立つ原因や自宅でできる改善方法、美容形成外科で行える治療法について詳しく解説します。ほうれい線を改善したい方は、ぜひ参考にしてください。
Contents
ほうれい線が目立ってくる原因
ほうれい線は誰にでもあるものですが、年齢や肌の状態、生活習慣などの蓄積によって目立ってきてしまいます。
ほうれい線が目立ってくる原因
- 加齢による皮膚のたるみ
- 表情筋のたるみ
- 日常のクセ
- 頬の脂肪の下垂
- 顔の骨や脂肪のボリュームロス
- SMAS(表在性筋膜)のゆるみ
- 紫外線による肌老化
以下のほうれい線を目立たせてしまう原因をご紹介します。
加齢による皮膚のたるみ

加齢により顔の皮膚のハリが衰えるのが、ほうれい線の原因のひとつです。
ハリがなくなった頬は下へ下がってしまい、 ほうれい線が目立ってきてしまいます。
加齢が原因となる皮膚のたるみは誰にでも起こりえます。
また、ダイエットで頬の脂肪が急に少なくなった場合も、皮膚がたるんで同じようにほうれい線が目立ってしまうでしょう。
表情筋のたるみ

肌のハリは、顔の筋肉「表情筋」によっても保たれています。
表情筋が衰えると顔の皮膚や脂肪が下がり、ほうれい線が目立ってきてしまいます。
ほうれい線にとくに影響する表情筋は下記の2つです。
- 口輪筋(こうれいきん)…口の周りを囲むようにある筋肉
- 頬骨筋(きょうこつきん)…口角からこめかみにつながる筋肉
表情筋が衰える原因は、加齢のほかにも表情の変化や笑う機会が少ないなど、無表情でいる時間が長いことも影響します。
日常のクセ

生活の中での良くないクセによって、ほうれい線が目立ってしまうケースもあります。
たとえば、こんなクセがある方は要注意です!
- ほおづえをつく
- 食事の時に片方の歯でばかりかむ
- 寝るときに同じ方向ばかりむいて寝る
- 口角を横にひいて笑うクセがある
頬の脂肪の下垂

ほうれい線が深く見える大きな原因の一つが、頬の脂肪の下垂です。
若い頃は頬の高い位置にあった脂肪も、加齢によって少しずつ下へ移動していきます。
すると、ほうれい線の上に脂肪が覆いかぶさるような状態となり、ほうれい線の溝がより深く目立つようになります。
特に、
- 頬が重くなった
- フェイスラインがぼやけてきた
- マリオネットラインも気になる
という方は、脂肪の下垂が原因となっている可能性があります。
顔の骨や脂肪のボリュームロス

ほうれい線は皮膚の表面だけの問題ではありません。
加齢によって顔の骨は少しずつ萎縮し、さらに頬の脂肪やコラーゲンも減少していきます。
すると頬を支える土台が失われ、ほうれい線周辺に凹みが生じやすくなります。
そのため、
- 痩せているのにほうれい線が目立つ
- 若い頃より頬がこけた
- ダイエット後に急に老けて見えるようになった
という方は、ボリュームロスが原因かもしれません。
SMAS(表在性筋膜)のゆるみ

顔の皮膚や脂肪は、SMAS(表在性筋膜)と呼ばれる組織によって支えられています。
しかし加齢によってSMASがゆるむと、皮膚や脂肪を支えきれなくなり、頬全体が下垂してほうれい線が目立つようになります。
SMASのゆるみはセルフケアだけで改善することが難しく、
- フェイスラインのたるみ
- ゴルゴライン
- マリオネットライン
なども同時に目立つことが特徴です。
紫外線による肌老化

紫外線は、肌のハリを支えるコラーゲンやエラスチンを減少させる原因の一つです。
長年紫外線を浴び続けることで皮膚の弾力が失われ、たるみやほうれい線が進行しやすくなります。
特に、
- 日焼け止めを塗る習慣がない
- 屋外で過ごす時間が長い
- ゴルフやランニングが趣味
という方は注意が必要です。
自分でできるほうれい線の改善方法

ほうれい線の原因によって、効果的な改善方法は異なります。
乾燥や表情筋の衰えが原因の場合はセルフケアで改善が期待できることもありますが、
脂肪の下垂や骨格の変化、SMASのゆるみが原因の場合は美容医療による治療が必要になるケースもあります。
まずは自宅でできるケアから始めてみましょう。
保湿ケア&紫外線対策で肌のハリをアップさせる

肌の乾燥は小ジワやたるみを目立たせる原因となります。
化粧水や美容液、クリームなどでしっかり保湿を行い、肌のうるおいを維持することが大切です。
また、紫外線はコラーゲンやエラスチンを減少させ、肌のたるみを進行させる原因となります。
そのため、
- 日焼け止めを毎日使用する
- 日傘や帽子を活用する
- 紫外線の強い時間帯を避ける
などの対策を心掛けましょう。
ビタミンC誘導体やレチノール、ナイアシンアミドなどのエイジングケア成分を取り入れることもおすすめです。
表情筋を鍛える

表情筋は顔の皮膚や脂肪を支える役割を担っています。
加齢や無表情の時間が長い生活によって表情筋が衰えると、頬のたるみやほうれい線が目立ちやすくなります。
舌回し運動や口角を上げるトレーニングなどの表情筋エクササイズは、筋肉の衰えを予防する方法として有効です。
ただし、すでに深く刻まれたほうれい線や脂肪の下垂を改善する効果は限定的であるため、過度な期待は禁物です。
舌回しエクササイズ
口の周りの口輪筋を鍛えるエクササイズです。
- 口を閉じ、舌先を上唇と前歯の間におきます
- 口の中からほうれい線をなぞるよう、舌で円を描きながら右回りに10回動かします
- 同様に、左回りに10回動かします
- 1周3秒程度、2セット行います
割りばしエクササイズ
頬骨筋を鍛えるエクササイズです。
- 割りばしを口にくわえ、口角と頬をあげて「い」を発音する口の形にします
- そのままの形を30秒~1分間キープ
- 1日3セット程度行います
バランスの良い食事で肌の健康をサポートする

肌のハリや弾力を保つためには、栄養バランスの整った食生活も重要です。
特に意識したい栄養素は以下の通りです。
- たんぱく質(肉・魚・卵・大豆製品)
- ビタミンC(柑橘類・ブロッコリー・パプリカ)
- ビタミンE(ナッツ類・アボカド)
- 亜鉛(牡蠣・赤身肉・大豆製品)
これらの栄養素は肌のターンオーバーやコラーゲン生成をサポートします。
食事だけで不足する場合は、サプリメントを活用するのも一つの方法です。
姿勢や生活習慣を見直す

スマートフォンやパソコンを見る時間が長い方は、猫背やストレートネックによって顔のたるみが進行している可能性があります。
また、
- 睡眠不足
- 喫煙
- 過度な飲酒
- 急激なダイエット
もほうれい線を目立たせる原因になります。
十分な睡眠と適度な運動を心掛け、健康的な生活習慣を維持しましょう。
保湿や表情筋トレーニングは、乾燥や軽度のたるみ予防には有効です。
しかし、
- 頬の脂肪の下垂
- 顔の骨や脂肪のボリュームロス
- SMASのゆるみ
- 深く刻まれたほうれい線
などが原因の場合は、自宅でのケアだけで改善することは難しいのが現実です。
そのような場合は、ヒアルロン酸注入や糸リフト、フェイスリフトなどの美容医療による治療を検討することで、より根本的な改善が期待できます。
美容外科クリニックで行えるほうれい線治療
| 治療法 | 効果 | ダウンタイム |
|---|---|---|
| ヒアルロン酸注入 | ほうれい線の溝を内側から持ち上げ、すぐに目立ちにくくする。ボリュームロスが原因のほうれい線に効果的。 | ほぼなし(注射部位の赤みや内出血が数日〜1週間程度) |
| 糸リフト | 下垂した頬の脂肪や皮膚を引き上げ、ほうれい線やフェイスラインのたるみを改善する。 | 腫れや違和感が数日〜1週間程度、内出血が出た場合は1〜2週間程度 |
| 脂肪注入 | 頬やほうれい線周辺のボリュームを補い、自然な若返り効果が期待できる。 | 腫れや内出血が1〜2週間程度、脂肪採取部の違和感が数週間程度 |
| フェイスリフト | 皮膚とSMAS筋膜を引き上げ、ほうれい線や顔全体のたるみを根本から改善する。 | 腫れや内出血が2〜4週間程度、完成までは3〜6か月程度 |
セルフケアはほうれい線の予防や進行を遅らせる効果が期待できますが、すでに目立っているほうれい線を大きく改善することは難しい場合があります。
特に、脂肪の下垂やボリュームロス、SMASのゆるみなどが原因の場合は、美容医療による治療が有効な選択肢となります。
ここでは、美容形成外科で行われる代表的なほうれい線治療をご紹介します。
ヒアルロン酸注入

ヒアルロン酸注入は、ほうれい線の溝やその原因となる頬のボリュームロスを改善する治療です。
ヒアルロン酸を注入することで皮膚を内側から持ち上げ、ほうれい線を目立ちにくくします。
また近年では、ほうれい線へ直接注入するだけではなく、中顔面や頬骨周辺へ注入して顔全体のバランスを整える治療も行われています。
- すぐに効果を実感したい
- ダウンタイムを抑えたい
- 軽度から中等度のほうれい線が気になる
という方におすすめです。
糸リフト

糸リフトは、特殊な医療用の糸を皮下へ挿入し、下垂した頬の脂肪や皮膚を引き上げる治療です。
ほうれい線の原因が脂肪の下垂である場合に効果を発揮し、フェイスラインのたるみ改善も同時に期待できます。
- 頬のたるみが気になる
- フェイスラインもすっきりさせたい
- 切開は避けたい
という方に適しています。
脂肪注入
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脂肪注入は、ご自身の太ももやお腹などから採取した脂肪を加工し、ほうれい線や頬の凹みに注入する治療です。
加齢によって失われたボリュームを補うことで、自然な若返り効果が期待できます。
ヒアルロン酸と比較して定着した脂肪は長期間残るため、
- 痩せて頬がこけて見える
- ほうれい線の溝が深い
- より自然な仕上がりを希望している
という方におすすめです。
フェイスリフト

ことで、ほうれい線の原因そのものへアプローチする治療です。
頬の脂肪の下垂やフェイスラインのたるみを根本から改善できるため、最も高いリフトアップ効果が期待できます。
- ほうれい線が深く刻まれている
- 糸リフトでは改善が難しい
- 長期的な効果を求めている
という方に適した治療です。
まとめ
ほうれい線は単なる「シワ」ではなく、皮膚のたるみや頬の脂肪の下垂、ボリュームロス、SMASのゆるみなど複数の原因が関係して生じます。
軽度のほうれい線であれば、保湿ケアや紫外線対策、生活習慣の見直しによって進行を予防できる場合もあります。しかし、脂肪の下垂や加齢による組織の変化が原因の場合は、セルフケアだけで大きく改善することは難しいのが現実です。
そのため、ほうれい線を効果的に改善するためには、まず自分のほうれい線の原因を正しく見極めることが大切です。
Vogueでは形成外科医が診察を行い、一人ひとりの骨格やたるみの状態、ボリュームロスの程度を総合的に評価したうえで、ヒアルロン酸注入・脂肪注入・糸リフト・フェイスリフトなど最適な治療をご提案しています。
セルフケアでは改善が難しいほうれい線でお悩みの方は、まずはお気軽にご相談ください。



