自然癒着法とは?従来の埋没法との違いやメリット・持ち・ダウンタイムを解説

「自然癒着法と普通の埋没法は何が違うの?」

「自然癒着法のほうが取れにくい?」

と疑問に思っている方もいるのではないでしょうか。

本記事では、自然癒着法の仕組みやメリット、従来の埋没法との違い、持続性やダウンタイム、やり直しができるのかなどについて詳しく解説します。

自然癒着法とは?

自然癒着法とは、まぶたを大きく切開せず、医療用の細い糸を使って二重ラインを形成する二重整形の一つです。

一般的な埋没法と同じく、まぶたの内部に糸を通して二重を作りますが、自然癒着法では単に糸で数か所を固定するだけではなく、二重ラインに沿って糸を連続的に通し、まぶたの皮膚側と内部組織との間に癒着が生じるように設計する点が特徴です。

二重まぶたは、目を開けたときにまぶたの内部組織の動きが皮膚側へ伝わり、一定の位置で皮膚が折れ込むことで形成されます。

自然癒着法では、この二重ができる仕組みを利用し、二重にしたいラインに沿ってまぶたの内部へ糸を通します。術後、糸による固定に加えて周囲の組織同士が癒着することで、目を開けた際に二重ラインに沿って皮膚が折れ込むようになります。

従来の埋没法では、まぶたの2〜3か所などをポイントごとに固定する「点留め」が広く行われてきました。

一方、自然癒着法では、1本または複数の糸を二重ラインに沿って連続的に通し、広い範囲でまぶたを固定する方法が用いられます。そのため、「線留め」や「ループ法」と呼ばれる埋没法の一種として説明されることもあります。

つまり、自然癒着法は埋没法とはまったく別の施術ではなく、埋没法の中でも糸の通し方や固定方法、組織の癒着を利用する考え方に特徴がある術式です。

ただし、「自然癒着法」という名称に全国共通の一つの術式があるわけではありません。

クリニックによって、

  • 糸を通す位置
  • 糸の本数やループの作り方
  • 何か所を固定するか
  • 瞼板側・挙筋側のどちらへ糸を通すか
  • 糸玉をどこに置くか
  • 小さな切開や組織処理を行うか

など、具体的な方法が異なる場合があります。

そのため、自然癒着法を検討する際には、「自然癒着法」という施術名だけを見るのではなく、実際にどのように糸を通し、どの組織を利用して二重ラインを形成する術式なのかまで確認することが重要です。

一部では、二重埋没と同時に脂肪を除去する方法を「自然癒着法」と呼ぶクリニックもあるので、注意が必要です。

組織が実際に癒着し、一度施術したら取り外しできない。というものではなく、自然癒着法はあくまで二重埋没の一種であり、他の埋没法と同様に抜糸で元の状態に戻すことができます。

自然癒着法の症例

執刀:荻野副院長
手術内容:自然癒着6点法
モニター料金:¥211,000(別途麻酔代等)

アイプチをするのが面倒になり埋没を検討された患者様。普通の埋没法よりも外れにくく、糸玉も目立ちにくい自然癒着法を行いました。

ダウンタイム
・1〜2週間程度内出血や腫れがございます。
・メイクやコンタクトレンズは術後5日目以降から可能となっております。

執刀:荻野副院長
手術内容:自然癒着4点法
モニター料金:193,600円(別途麻酔代等)

アイプチで作っている二重幅を希望されていた患者様。
希望されていた幅でアイプチ不要の二重が完成しました。アイプチの必要がなくなったため、お化粧時間も短縮できます。

自然癒着法のメリット

自然癒着法には、自然な二重ラインを形成しやすいことや、二重ラインの安定性などのメリットがあります。

ここでは、自然癒着法の主なメリットについて解説します。

糸玉が目立ちにくい自然な二重ライン

自然癒着法のメリットの一つは、生まれつきの二重のような自然なラインを目指しやすいことです。

自然癒着法では、糸で数か所を点状に固定するだけではなく、二重ラインに沿って糸を通し、まぶたの皮膚側と内部組織との癒着を利用して二重を形成します。

目を開けたときに二重ライン全体が自然に折れ込むように設計するため、一部分だけが強く食い込むのではなく、滑らかな二重ラインを形成しやすくなります。

持続力が高く二重ラインが長持ちしやすい

自然癒着法は、二重ラインを長期間維持しやすいこともメリットです。

一般的な点留めの埋没法では、糸を固定した部分を中心に二重を形成しますが、自然癒着法では二重ラインに沿って広い範囲(4点or6点)を固定し、さらに組織同士の癒着を利用します。

糸による固定だけに頼らず、癒着によって二重ラインを形成するため、安定した二重を維持しやすくなります。

ただし、持続期間には個人差があり、自然癒着法であっても永久に二重が取れないわけではありません。

くっきりとした二重ラインを形成しやすい

自然癒着法では、二重ラインに沿って糸を連続的に通し、広い範囲で固定するため、ライン全体をくっきりと形成しやすいことも特徴です。

点留めの埋没法では二重ラインが薄くなりやすかった方や、過去に埋没法を受けて二重が取れてしまった方でも、まぶたの状態によっては自然癒着法を検討できる場合があります。

ただし、二重が取れやすい原因は、まぶたの厚みや脂肪量、皮膚の余り、希望する二重幅などによって異なります。

そのため、繰り返し埋没法が取れている場合には、単純に固定力を強くするのではなく、取れやすい原因を診察したうえで適した術式を選択することが重要です。

自然癒着法と従来の埋没法の違い

自然癒着法と一般的な埋没法では、二重ラインを形成する仕組みや糸の固定方法などに違いがあります。

まずは、それぞれの違いを比較してみましょう。

自然癒着法一般的な埋没法
二重を作る仕組みまぶたの組織同士の癒着を利用して二重ラインを形成糸でまぶたの組織を固定して二重ラインを形成
糸玉目立ちにくい糸の留め方や位置によっては糸玉が目立つことがある
持ち糸が緩むと元に戻るが、
組織の癒着を利用するため、通常の埋没より二重ラインの持続性が期待できる
時間の経過とともに糸が緩み、二重ラインが薄くなったり取れたりすることがある
デザイン幅広く自然なデザインが可能固定点数が少なく食い込みが強くなる可能性あり
向いているケース埋没法では二重が取れやすい方や、自然な二重ラインを希望する方とりあえず埋没を受けてみたい方

ただし、「自然癒着法」という名称でも具体的な術式はクリニックによって異なります。そのため、上記は一般的な違いとして考え、実際にどのような方法で施術するのかを確認することが大切です。

二重を作る仕組み|自然癒着法は組織の癒着も利用する

自然癒着法と従来の埋没法では、二重ラインを形成・維持する仕組みに違いがあります。

従来の点留めによる埋没法では、二重にしたいライン上の数か所に糸を通し、点で組織を固定することで皮膚を折れ込ませます。

一方、自然癒着法では二重ラインに沿って糸を連続的に通し、糸による固定に加えて、皮膚側とまぶた内部の組織との間に生じる癒着も利用します。

点だけではなく二重ラインに沿った広い範囲で折れ込みを作ることが、両者の大きな違いです。

糸玉|自然癒着法と従来の埋没法では糸の固定方法が異なる

自然癒着法と従来の埋没法では、糸の通し方や固定方法が異なるため、糸玉のできる位置や数にも違いがあります。

従来の点留めでは、固定する場所ごとに糸を結ぶ方法が一般的です。そのため、術式によっては目を閉じたときに糸玉部分の膨らみが目立つことがあります。

自然癒着法では、二重ラインに沿って糸を連続的に通して固定するため、点留めとは糸玉の作り方や処理方法が異なります。

ただし、自然癒着法でも糸玉の位置や数、処理方法は術式によって異なります。

持ち|自然癒着法は二重ラインが安定しやすい

自然癒着法は、糸による固定だけでなく組織の癒着も利用するため、二重ラインが安定しやすいことが特徴です。

従来の点留めでは固定した部分を中心に二重を維持しますが、自然癒着法では二重ラインに沿った広い範囲で固定し、さらに組織同士の癒着を利用します。

ただし、自然癒着法であれば必ず長持ちするわけではありません。

二重の持続性は、まぶたの厚みや脂肪量、皮膚の余り、希望する二重幅などによっても左右されます。

デザイン|自然癒着法は滑らかな二重ラインを形成しやすい

自然癒着法は、二重ライン全体に沿って固定するため、目頭側から目尻側まで滑らかな二重ラインを形成しやすい方法です。

一方、従来の点留めでは、固定する点の位置や二重幅を調整しながら希望するラインを形成します。

どちらの方法でも末広型や平行型などのデザインを目指すことはできますが、実際に形成できる二重ラインは、もともとのまぶたの厚みや蒙古襞、皮膚の余り、目の開き方などによって異なります。

そのため、希望するデザインだけで術式を決めるのではなく、まぶたの状態に合った方法を選ぶことが重要です。

向いているケース|希望する仕上がりとまぶたの状態から選ぶ

自然癒着法は、自然な折れ込みのある二重を作りたい方や、二重ラインを安定させたい方などに向いています。

一方、従来の点留めによる埋没法も、まぶたの状態や希望する二重によっては適した選択肢となります。

また、まぶたが厚い、皮膚の余りが多い、埋没法を繰り返しても二重が取れてしまうといった場合には、自然癒着法を含む埋没法だけでは希望する仕上がりを維持することが難しく、切開法など別の方法が適していることもあります。

「自然癒着法と従来の埋没法のどちらが優れているか」で判断するのではなく、まぶたの状態と希望する二重ラインを診察したうえで、適した術式を選択することが大切です。

自然癒着法についてよくある質問

自然癒着法について、持続期間やダウンタイム、やり直しなど、よくある質問に回答します。

自然癒着法は永久に取れませんか?

自然癒着法で形成した二重は、永久に取れないわけではありません。

自然癒着法は、糸による固定に加えてまぶたの組織同士の癒着を利用するため、二重ラインが安定しやすい方法ですが、時間の経過とともにラインが薄くなったり、取れたりする可能性があります。

持続性には個人差があり、まぶたの厚みや脂肪量、皮膚の余り、希望する二重幅などによっても異なります。

そのため、「自然癒着法なら永久に取れない」と考えるのではなく、自分のまぶたに適した二重幅と術式を選ぶことが大切です。

自然癒着法のダウンタイムは何日ですか?

自然癒着法の腫れや内出血などが目立ちやすい期間には個人差がありますが、一般的には施術後数日〜1週間程度が一つの目安です。

施術直後は腫れによって二重幅が広く見えたり、食い込みが強く見えたりすることがあります。

その後、腫れが引くにつれて二重幅や食い込みも徐々に落ち着いていきます。

ただし、自然癒着法はクリニックによって術式が異なるため、ダウンタイムについても一律ではありません。

自然癒着法は1週間で自然になりますか?

施術後1週間程度で大きな腫れが落ち着き、二重が自然に見えるようになる方もいますが、1週間で完全な仕上がりになるとは限りません。

腫れやむくみが残っていると、二重幅が広く見えたり、左右差や食い込みが目立ったりすることがあります。

そのため、施術から1週間の状態だけで二重の仕上がりを判断せず、腫れが落ち着くまで経過を見ることが大切です。

自然癒着法が失敗した場合はやり直せますか?

自然癒着法を受けたあとでも、状態によってはやり直しや修正が可能です。

二重ラインが取れた、希望した二重幅と違う、左右差が気になるなどの場合には、現在の二重ラインやまぶたの状態、挿入されている糸の位置などを確認したうえで修正方法を検討します。

必要に応じて糸を抜去して二重ラインを変更したり、再度施術を行ったりすることもあります。

ただし、修正方法は以前受けた自然癒着法の術式やまぶたの状態によって異なるため、まずは医師による診察が必要です。

自然癒着法はまぶたが厚くてもできますか?

まぶたが厚い方でも自然癒着法を受けられる場合はありますが、すべての方に適しているわけではありません。

まぶたが厚く見える原因には、脂肪が多い、皮膚そのものが厚い、皮膚の余りがあるなど、さまざまなものがあります。

まぶたの状態によっては、自然癒着法で二重を形成してもラインが安定しにくい場合があり、別の施術が適していることもあります。

そのため、「まぶたが厚いから自然癒着法」「厚いから切開法」と単純に決めるのではなく、厚みの原因や希望する二重幅まで診察したうえで適した方法を選択することが重要です。

まとめ

特に注意したいのが、「自然癒着法」という名称だけでは実際の術式を判断できないことです。

同じ自然癒着法でも、糸を通す位置や本数、ループの作り方、固定方法、小切開や組織処理の有無などはクリニックによって異なる場合があります。

札幌ル・トロワ ビューティクリニックVogueでは、まぶたの厚みや脂肪量、皮膚の余り、目の開き方、希望する二重ラインなどを確認したうえで、一人ひとりの目元に合った二重整形をご提案しています。

自然癒着法と従来の埋没法のどちらが自分に合っているのか分からない方や、過去に埋没法が取れてしまった方も、まずは一度ご相談ください。