アイプチで伸びたまぶたに埋没法をするとどうなる?たるみがある場合の適応を解説

アイプチを長期間使用していて、

「まぶたの皮膚が伸びてきた気がする」

「たるんだまぶたでも埋没法はできる?」と不安に感じている方もいるのではないでしょうか。

埋没をいざ行おうと思っても、アイプチによる皮膚の伸びが多くなってからだと、切開しないと綺麗な二重を作れないこともあるので注意が必要です。

この記事では、伸びたまぶたに埋没法をするとどのような仕上がりになるのか、アイプチでまぶたがたるむ理由や、たるみがあっても埋没法を検討できるケース、について形成外科医が解説します。

アイプチで伸びたまぶたに埋没法をするとどうなる?

元々アイプチをされていた患者様。 朝のメイクに時間がかかり、アイプチを卒業したいとご来院されました✨
「すごくメイクが楽しいです。やって良かったです。」 と嬉しいお言葉をいただきました。

アイプチの使用によってまぶたの皮膚が伸びている場合でも、状態によっては埋没法で二重を作ることができます。

ただし、埋没法は糸を用いて二重ラインを形成する手術であり、余った皮膚そのものを取り除く手術ではありません。

そのため、皮膚の余りが多い状態で埋没法を行うと、二重ラインに皮膚がかぶさったり、希望していた二重幅より狭く見えたりすることがあります。

仕上がりを考える際は、希望する位置に二重を作れるかだけでなく、余った皮膚が二重ラインにどのようにかぶさるのかまで確認することが重要です。

希望より二重幅が狭く見えることがある

まぶたの皮膚が伸びて余っていると、埋没法で希望する位置に二重ラインを形成しても、実際に見える二重幅が狭くなることがあります。

これは、形成した二重ラインの上から余った皮膚がかぶさるためです。

そのため、シミュレーションでは二重の固定位置だけを見るのではなく、目を開けた状態でどの程度の二重幅が見えるのかを確認する必要があります。

特にアイプチで作っていた二重幅を希望する場合でも、現在のまぶたの状態によっては、同じラインを埋没法でそのまま再現することが適しているとは限りません。

皮膚が二重ラインにかぶさる場合がある

皮膚の余りが多い場合、埋没法で作った二重ラインに皮膚がかぶさり、ラインが見えにくくなることがあります。

皮膚のかぶさり方によっては、二重が浅く見えたり、まつ毛の生え際が隠れたりして、目元が重たい印象になることもあります。

また、もともとの皮膚の余りに左右差があると、同じ位置に二重ラインを作っても左右で見える幅が異なることがあります。

そのため、左右を単純に同じ位置で固定するのではなく、皮膚のかぶさり方まで考慮してデザインすることが大切です。

希望する幅によっては不自然になりやすい

余った皮膚のかぶさりを避けるために高い位置へ二重ラインを作ればよい、というわけではありません。

無理に幅広の二重を作ると、まぶたの厚みが強調されたり、二重ラインの食い込みが不自然になったり、眠たそうな印象になったりすることがあります。

場合によっては、二重幅を広げたことでかえって目が小さく見えることもあります。

Vogueでは、患者様の希望する幅をそのまま作るのではなく、皮膚の余りやまぶたの厚み、蒙古ひだ、黒目の見え方などを確認し、まぶたの構造になじむ無理のない二重ラインを提案しています。

アイプチを続けるとまぶたがたるむ理由

希望:幅が広すぎないナチュラルな二重
元々アイプチをしていた患者様。
日によって上手くできる日とできない日があり、アイプチを卒業したいとご来院されました。

アイプチを長期間使用しているからといって、必ずまぶたの皮膚が伸びたり、たるんだりするわけではありません。

ただし、アイプチを日常的に使用することで、接着剤やアイプチを剥がす際の摩擦などによる刺激が繰り返し加わります。

まぶたの皮膚は薄くデリケートなため、このような刺激や炎症が続くと皮膚トラブルにつながる可能性があります。

ここでは、アイプチの使用によってまぶたに負担がかかる主な原因を解説します。

接着剤がまぶたへの刺激になる

アイプチには、まぶたの皮膚を接着して二重ラインを作るための接着成分が使用されています。

毎日のように接着剤を使用すると、成分が肌に合わない人では赤みやかゆみなどの刺激症状が現れることがあります。

特に、もともと皮膚が敏感な人は注意が必要です。

かぶれや炎症を繰り返す

アイプチによる刺激で、まぶたにかぶれや炎症が起こることがあります。

炎症によってかゆみが生じると、無意識に目元をこすったり触ったりしやすくなり、さらにまぶたへ負担をかけてしまいます。

赤みやかゆみ、腫れなどが続いているにもかかわらずアイプチを使い続けることは避けましょう。

アイプチを剥がすときに皮膚を引っ張る

アイプチを落とす際に、接着した部分を無理に剥がすとまぶたの皮膚を一緒に引っ張ってしまいます。

まぶたは顔の中でも皮膚が薄い部位なので、毎日のように強く引っ張ったりこすったりすることは負担になります。

アイプチを落とすときは無理に剥がさず、使用している製品に適した方法で優しく落とすことが大切です。

二重を作るためにまぶたを繰り返し触る

アイプチを使用するときは、二重ラインを調整するためにプッシャーを使用したり、指で何度もまぶたを触ったりすることがあります。

二重がうまく作れず何度もやり直していると、その分まぶたに加わる刺激も増えてしまいます。

接着剤だけでなく、アイプチをつける・調整する・落とすという一連の動作によって、まぶたに繰り返し負担をかけていることも意識しておきましょう。

アイプチでまぶたがたるんでも埋没法が可能な場合

希望:ナチュラルな奥二重
元々一重で2年前よりアイテープを使用していた患者さま。
埋没をすることで、毎朝のアイテープの煩わしさもなくなりました。

アイプチの使用によってまぶたのたるみが気になっていても、必ずしも埋没法ができないわけではありません。

埋没法が適しているかどうかは、たるみの程度だけでなく、皮膚の余りやまぶたの厚み、脂肪量、希望する二重幅などを総合的に確認して判断します。

ビューティクリニックVogueでは、単に糸で二重ラインを作れるかではなく、まぶたの構造になじみ、目を開けたときに自然に折れ込むラインを形成できるかを重視しています。

ここでは、アイプチによるたるみがあっても埋没法を検討しやすいケースについて解説します。

まぶたのたるみが軽度の場合

まぶたのたるみが軽度で、余った皮膚が二重ラインに大きくかぶさらない状態であれば、埋没法を検討できます。

多少のたるみがあっても、目を開けたときに皮膚が自然に折れ込み、希望する位置に無理なく二重ラインを形成できるのであれば、必ずしも皮膚を切除する必要はありません。

ただし、幅を広くすればたるみを隠せるというわけではありません。

無理に高い位置で二重を作ると、不自然な食い込みや眠たそうな印象につながることもあるため、たるみの程度と二重幅のバランスを見ながらデザインすることが重要です。

皮膚の余りが少ない場合

皮膚の余りが少なく、二重ラインを形成した際に皮膚が大きくかぶさらない場合も、埋没法を検討しやすい状態です。

一方で、皮膚の余りが多いと、埋没法でラインを作っても余った皮膚が上からかぶさり、二重が見えにくくなることがあります。

また、皮膚のかぶさりを避けようとして高い位置にラインを作ると、幅が広すぎたり、まぶたがぼってり見えたりすることもあります。

そのため、埋没法が可能かどうかだけでなく、余った皮膚を残した状態でも自然で美しい二重に仕上がるかを確認することが大切です。

まぶたの厚みや脂肪が強すぎない場合

まぶたの厚みや脂肪量も、埋没法の適応を判断する重要なポイントです。

まぶたが厚く見える原因には、皮膚の厚さだけでなく、眼窩脂肪やROOFなどの組織も関係しています。

厚みや脂肪量が強いまぶたでは、糸で二重ラインを作っても折れ込みが浅くなったり、時間の経過とともにラインが薄くなったりすることがあります。

そのため、アイプチによるたるみだけを見るのではなく、まぶた全体の厚みや内部構造まで確認したうえで、埋没法で安定した二重を目指せるかを判断します。

まぶたの構造になじむ二重ラインを形成できる場合

アイプチでまぶたがたるんでいても、まぶたの構造に合った位置に自然な二重ラインを形成できる場合は、埋没法を検討できます。

Vogueでは、糸でまぶたを強く引き込んで無理に二重を作るのではなく、皮膚と内部組織がなじみ、目を開けたときに自然に折れ込むラインを作ることを重視しています。

そのため、患者様が希望する二重幅をそのまま作るのではなく、皮膚の余り、まぶたの厚み、脂肪量、蒙古ひだ、黒目の見え方、左右差などを確認しながら、無理のない二重ラインを提案します。

「アイプチを長く使ってまぶたがたるんだから埋没法はできない」と自己判断する必要はありません。

一方で、皮膚の余りが多い場合やまぶたが非常に厚い場合、眼瞼下垂が強い場合などは、埋没法よりも切開法やほかの治療が適していることもあります。

まずはまぶたの状態を診察し、埋没法で自然かつ安定した二重を目指せるかを確認することが大切です。

ここは「埋没法はできるが、伸びた皮膚そのものがなくなるわけではない」という線引きを明確にすると、前のH2ともつながります。

まとめ

埋没法は二重を作る手術であって、余ったまぶたの皮膚を切除する手術ではありません。

そのため、埋没法によって二重ラインを形成することで皮膚のかぶさり方が変わり、見た目がすっきりすることはあっても、伸びた皮膚そのものがなくなるわけではありません。

皮膚の余りが軽度であれば、埋没法でも自然な二重を目指せることがあります。

一方、余剰皮膚が多く、埋没法では希望する二重ラインを作ることが難しい場合には、切開法など皮膚の余りに対応できる治療を検討することもあります。

「切らずに二重にしたい」という希望だけで治療方法を決めるのではなく、現在のまぶたの状態に対してどの方法が自然な仕上がりにつながるのかを判断することが重要です。