ヒアルロン酸注射のデメリットとは?失敗例やリスク・後悔しないクリニック選びを解説

ヒアルロン酸注射は、しわやたるみ、輪郭形成などに広く行われている美容医療のひとつです。

メスを使わず短時間で施術できるため人気の治療ですが、メリットだけでなくデメリットやリスクも存在します。

例えば

  • 効果が永久ではない
  • 医師の技術によって仕上がりが変わる
  • チンダル現象などの副作用が起こることがある

など事前に知っておくべきポイントがあります。また、技術や知識が不十分な医師による施術では、左右差やしこりなどのトラブルが起こることもあり、血管閉塞などの重大な合併症が起こることもあります。

この記事では、ヒアルロン酸注射の主なデメリット、技術不足による施術リスク、ヒアルロン酸注射で失敗しないためのポイントについて詳しく解説します。

ヒアルロン酸注射のデメリット

吸収されてしまうため永続的な効果は無い

ヒアルロン酸は体内にもともと存在する成分で、吸収時間の経過とともに徐々に体内に吸収されていく成分です。

そのヒアルロン酸同士を架橋剤で繋いで吸収されにくくしているのですが、効果は永久ではなく、通常は数か月〜1年半程度(製剤や部位によって異なる)で効果が薄れていきます。

効果を維持するためには、定期的に追加注入を行う必要があり、長期的に見ると複数回の施術が必要になることがあります。

担当医によって仕上がりが異なる

ヒアルロン酸注射はシンプルな施術に見えますが、実際には医師の技術によって仕上がりが大きく変わる治療です。

注入量や注入位置がわずかに違うだけでも不自然な膨らみや左右差、表情の違和感などが生じ、医師の審美眼や空間認識能力、手先の器用さやこだわりの強さなども結果に大きく影響するものです。

さらに形成外科医として訓練されていると顔の骨格や表情筋への理解、皮膚や血管への見識が深まり、解剖構造を理解したうえで、適切な注入を行うことが可能になります。当院の医師は全て形成外科を長年経験した医師で構成されています。

肌からヒアルロン酸が透けるチンダル現象が起こることも

ヒアルロン酸を皮膚の浅い層に注入した場合、皮膚の下で光が散乱して青白く見えることがあり、これをチンダル現象と呼びます。

特に皮膚が薄い目元や涙袋などで起こることがあり、不自然な色味として目立つことがあります。

このような現象は、適切な層に適切な量のヒアルロン酸を注入することで予防できることが多いため、医師の技術や注入部位ごとの深い知識が必要になります。

スキルが無いクリニック、ドクター施術によるヒアルロン酸注射のリスク

ヒアルロン酸注射はヒアルロニダーゼで溶かせる点からも比較的安全性の高い施術とされていますが、医師の技術や知識が不十分な場合にはさまざまなトラブルが起こることがあり、中には不可逆な合併症も存在します。

ここでは代表的なリスクについて解説します。

不自然な仕上がりや左右差

注入量や部位(注入層)が適切でない場合、顔のバランスが崩れる、左右差が出る、不自然な膨らみになるなどのトラブルが起こることがあります。

また、過剰に注入すると膨らみや表情が不自然になり、違和感のある仕上がりになることもありますが、これは海外でもフィラーの入れすぎによるエイリアン化(alienisation)とも表現され、自分でも気付かないうちに不自然になっていくため注意が必要です

しこり・ボコボコ感

ヒアルロン酸が一部に集中して注入されると、皮膚の下でしこりのようになったり、ボコボコした感触になることがあります。

特に唇などではしこりを感じやすく、瞼などでは目を閉じた際にボコッと膨らむなどの訴えも多いです。

血管閉塞・皮膚壊死

ヒアルロン酸が誤って血管内に注入されると、血流が阻害される血管閉塞という状態が起こることがあります。

血管閉塞が起こると、強い痛み、皮膚の変色、毛嚢炎などが起き、完全に閉塞するとその部分の皮膚壊死が起こる可能性もあります。

早期に適切な処置を行うことが重要で、これらのトラブルに即座に対応できるクリニックが求められます。

失明

非常に稀ではありますが、ヒアルロン酸が血管を通じて眼の血管に影響した場合、視力障害や失明などの重大な合併症が起こる可能性があります。

ほうれい線や鼻などに注入したヒアルロン酸が、顔面動脈を経由し、眼動脈に逆流する事で失明を起こしてしまうのですが、使用する針や解剖知識、注入の仕方で不可逆な合併症は避けることができます。

薄めたヒアルロン酸、他人の使い回しを使用

一部のクリニックではコストを抑えるために、ヒアルロン酸を薄めて使用する、複数の患者で同じ製剤を使い回すといった不適切な対応が問題になることがあります。

このような行為は安全性の観点から大きな問題があり、感染リスクなどにもつながる可能性があるため、信頼できるクリニックでは、新品の製剤を患者ごとに使用し、残量を一定期間保存できる場合もあります。

ヒアルロン酸注射で失敗しないためにすべき事

信頼できるクリニックを選ぶ

ヒアルロン酸注射は医師の技術によって仕上がりが大きく変わる施術です。

施術を受ける際には、症例数、医師の経験、カウンセリングの丁寧さなどを確認し、信頼できるクリニックを選ぶことが大切です。

症例写真を確認することも、仕上がりのイメージを知るうえで参考になります。

キャンペーンや安さだけで選ばない

ヒアルロン酸注射は、安さだけでクリニックを選ぶことはおすすめできません。極端に安い価格の場合は製剤の品質が低かったり、医師の経験が浅かったり、注入量を誤魔化されていたりする可能性があります。

顔への施術なので、価格だけでなく安全性や技術力を重視してクリニックを選ぶことが重要です。

まとめ

ヒアルロン酸注射は、しわやたるみを改善し、顔のバランスを整えることができる人気の美容施術です。

しかし、効果が永久ではない、医師によって仕上がりが変わる、チンダル現象などの副作用が起こる可能性があるといったデメリットも存在します。

ヒアルロン酸注射を検討する際には、メリットだけでなくデメリットやリスクについても理解したうえで施術を受けるようにしましょう。