鼻翼基部ヒアルロン酸注射の概要

鼻翼基部とは、小鼻の付け根(鼻翼の外側~ほうれい線の起点部分)に位置する構造で、上顎骨(梨状孔周囲)の骨格と、その上に乗る軟部組織によって形成されています。

この部分が後退している場合、ほうれい線の起点が深くなり、鼻の下の影が目立ちます。また、口元が前に出て見えるため、ヒアルロン酸注射でこの鼻翼基部のボリュームを補うことで、骨格的な凹みを前方に出すことができます。

ほうれい線の「溝」ではなく「影」を改善することで、中顔面の立体構造を整えることが可能です。そのため、単純にほうれい線へ直接注入するよりも、より自然で根本的な改善が得られるケースも多くあります。

Vogue式鼻翼基部ヒアルロン酸注射の施術の考え方

鼻翼基部へのヒアルロン酸注射は、「ほうれい線治療の一部」ではなく、顔全体の構造バランスを再設計する治療です。ビューティクリニックVogueでは以下の要素を総合的に評価します。

  • 上顎骨の後退(骨格)
  • 頬のボリューム(中顔面)
  • 脂肪の厚み(メーラーファット)
  • 口元の突出度(口ゴボ)
  • ほうれい線自体の深さ

ほうれい線=溝ではなく影

ほうれい線は単なるしわではなく、鼻翼基部の陥没と頬のボリューム、脂肪や皮膚の下垂によって生じる「影」です。

鼻翼基部に適切にボリュームを補うことで、溝を埋めるのではなく影を消すというアプローチが可能になります。

適応の見極めが最重要

すべてのほうれい線が鼻翼基部ヒアルで改善するわけではありません。

例えば、頬の脂肪が厚いタイプやメーラーファットの影が強いタイプでは、脂肪吸引(メーラー除去)や中顔面へのヒアルロン酸が優先されることもあります。

入れすぎない=自然さ

鼻翼基部は前方に出しすぎると、不自然な膨らみとなり、口元の違和感や笑ったときの不自然さにつながるため、必要最小限で構造を整えることが最も重要です。

入れすぎると食べ物を詰め込んだリスの様な顔立ちになってしまいます。

鼻翼基部ヒアルロン酸注射の手術方法

施術は以下の流れで行います。

1.カウンセリング・診察

骨格・脂肪・皮膚の状態を評価し、適応を判断します。

2.デザイン

注入ポイント・量・左右差を設計し、皮膚に直接ペンでマーキングを行います。

3.麻酔

痛みを最小限にするため、冷却による知覚鈍麻、レーザーによるドラッグデリバリー、35G極細針による麻酔、カニューレによる深部麻酔、ゲートコントロール理論を用いた振動機、を組み合わせ可能な限り無痛に近い状態で施術を行います。

4.注入

主に骨膜上(深層)にヒアルロン酸を注入します。この部位は顔面動脈が近接しているため、針でボーラス注入する場合は最深部のみとし、引かながら縦方向にリニアスレッドで注入をします。またカニューレを使用し追加で低圧・少量注入を心がけ、血管走行に配慮しながら安全性を重視した手技で行います。

5.仕上がり確認

座位でバランスを確認し、そのまま座位で注入するなど微調整を行います。

施術時間は10~20分程度です。

鼻翼基部ヒアルロン酸注射のダウンタイム・施術後の注意点

主なダウンタイムは軽度の腫れ、内出血、違和感などで、多くは数日~1週間程度で改善します。

注意すべき合併症

鼻翼基部へのヒアルロン酸注入は血管へのリスクが高い部位であり、ヒアルロン酸が不幸にも血管(顔面動脈)内に注入されてしまうと血管閉塞を起こし、皮膚壊死や失明といった重篤な合併症を起こす可能性があります。

特に、顔面動脈は鼻背動脈や眼動脈系との吻合を有しており、血管解剖を理解した上での施術が重要です。

術後の注意点

  • 当日の飲酒・激しい運動は控える
  • マッサージなどの圧迫を避ける
  • 長時間の入浴・サウナを控える

鼻翼基部ヒアルロン酸注射の料金

診療料金

診察料
全て税込価格(10%)
初診料3,300円
(前田院長のみ5,500円)
再診1,100円
(前田院長のみ5,500円)

治療料金

全て税込価格(10%)

クレヴィエルコントア
ジュビダームボリューマ
通常価格
1本目110,000 円
リピート割 1本目99,000 円
同日2本目88,000 円
同日3本目~66,000 円
上眼瞼
Teosyal RHA1
通常価格
1本目110,000 円
リピート割 1本目99,000 円
テオシアルRHAシリーズ
通常価格
1本77,000 円
同日2本目66,000 円
同日3本目~55,000 円
ヒアルロン酸溶解
通常価格
ヒアルロニダーゼ
他院施術
52,800 円
ヒアルロニダーゼ
自院施術
33,000 円

Q&A

鼻の横のほうれい線が気になります。窪みというよりほほ肉の厚みが厚ぼったいのです。ヒアルロン酸で陥没部分を埋めることよりも、厚みを脂肪吸引で減らす方が先なのでしょうか?

頬の厚みが原因の場合、ヒアルロン酸で前方に出すよりも脂肪量の調整が適しているケースもあります。原因によって最適な治療は異なるため、骨格・脂肪・皮膚のバランスを診察した上で判断することが重要です。

口ゴボなのですが、抜歯の歯列矯正をすれば貴族ヒアルをしなくても大丈夫だと思いますか?

歯列矯正で改善するのは主に歯槽部の突出であり、骨格的な鼻翼基部の陥没は別の問題で影響はほぼありません。矯正後も影が残る場合は、ヒアルロン酸での補正が有効なケースがあります。。

頬骨が発達してそこに肉が付き、影に見えます。メーラーを取るのと鼻翼基部をヒアルロン酸で埋めるのではどちらが影を無くせますか?

影の原因がメーラーファットであれば除去が有効ですが、鼻翼基部の陥没が関与している場合はヒアルロン酸が有効です。両方が関係しているケースも多く、総合的な診断が必要です。

鼻翼基部ヒアルロン酸注射は、ほうれい線の「影の原因」にアプローチできき、口元のバランスを整えるのに非常に有効な治療です。

一方で、適応の見極め、過剰注入の回避、血管リスクへの対応が重要な施術でもあります。

ビューティクリニックVogueでは、単に凹みを埋めるのではなく、顔全体の構造を踏まえたカスタマイズ注入により、自然で洗練された仕上がりを実現しています。