唇のヒアルロン酸注射は、ぷっくりとした唇を作るボリュームアップやM字リップなど形の調整、左右差の改善などを目的として行われる人気の施術です。

近年では単に「厚くする」だけではなく、Cカールを作りたい、口角のバランスを調整したい、またロシアンリップなど、より繊細でデザイン性の高い仕上がりが求められています。

唇は皮膚が非常に薄く、血流が豊富で、かつ日常的に大きく動く部位であるため、ヒアルロン酸の注入においてはどの層に注入するか、どの部位にどの程度ボリュームを持たせるか、動きにどうなじませるかといった設計が仕上がりを大きく左右します。

また、注入方法や製剤の選択によっては不自然な膨らみやしこりができたり、動きに違和感が出ることもあり、血管塞栓などのトラブルなども起こりやすい事から解剖学的理解と繊細な技術が重要な部位でもあります。

唇ヒアルロン酸注射の概要

唇のヒアルロン酸注射は、加齢や体質によって失われたボリュームの補正や、理想的な唇の形状を形成するための注入治療です。

我々が普段くちびると読んでいるのは主に赤唇部を指し、その上部には人中と呼ばれる隆起のある白唇部があり、その境界はバーミリオンボーダー(唇の輪郭)とよばれています。上口唇の中央にはキューピッドボウと呼ばれるM字型の山があり、これは胎生期に左右から口の中央で3つのパートが合流して形成されるためこの様な形を呈しています。

口唇のボリュームや膨らみの位置、上下口唇のバランスや口角の位置よって「若さ」「色気」「清潔感」といった印象が決まります。

ヒアルロン酸注射では、ボリュームを出したり、角度を変えたり、輪郭を整える事が可能で、単に量を増やすだけではなく、どの構造を強調するかによって仕上がりの印象が大きく変わります。

また、唇は表情や会話で常に動く部位であるため、「止まった状態の形」だけでなく「動いた時の自然さ」まで含めて設計することが重要です。

Vogue式唇ヒアルロン酸注射の施術の考え方

唇のヒアルロン酸注射は、単純にボリュームを増やす施術ではありません。ビューティクリニックVogueでは、以下の要素を総合的に評価し、カスタマイズ注入を行います。

  • 唇の厚みと上下バランス
  • 骨格バランス(口元の前突・後退)
  • 口角の位置
  • 歯列との関係
  • 表情時の動き

唇は顔の中でも「動き」と「印象」が直結する部位であるため、静止時の形と会話時の動き、また笑った時のバランスなどすべてを考慮した設計が必要になります。

例えば、

  • 上唇の中央を強調し立体感を出す(キューピッドボウ形成)
  • 下唇にボリュームを持たせてバランスを整える
  • 口角をわずかに持ち上げて柔らかい印象を作る
  • ホワイトリップロール(赤唇と白唇の間の盛り上がり)を強調させCカールを作る

といったように、単一部位ではなくトータルでデザインします。

また、過度な注入は、不自然な膨らみを呈しいわゆるヒアル顔になってしまい、ヒアルロン酸の重さによる口元のもたつきの原因にもなるため、必要最小限の量で自然な仕上がりを重視しています。

唇ヒアルロン酸注射の手術方法

施術は以下の流れで行います。

カウンセリング・診察

唇の形状や上下顎とのバランス、本人の描く理想のデザインを確認し、注入部位・量・製剤を決定します。

デザイン

唇の輪郭や増やしたいボリューム位置を細かく設計し、マーキングを行います。

麻酔

ビューティクリニックvogueではいかに痛みを少なくするかに配慮して麻酔を行っています。

専用の冷却器で冷却

専用の冷却器を使用して皮膚に当てることで感覚を鈍らせて痛みを和らげる。(痛みと冷感は同じ神経を通っているため、冷却で神経線維が刺激されていると痛みは軽減される)

レーザーで皮膚に小さな穴を開ける

レーザーを使用して皮膚に小さな穴を開け、ドラッグデリバリーで皮下に局所麻酔を浸透させます。レーザーの痛みはごくわずかで針を刺す痛みに比べると断然少なくチクっとする程度です。

細い針で麻酔を浸透させる

その小さな穴から34Gという細い針で麻酔をさらに広げていきます。レーザーで皮膚を貫通しているので、1番痛みを感じやすい真皮の痛みがなくほぼ無痛で麻酔が可能。

痛みの感じにくい脂肪層を通って皮膚の裏側から麻酔注入

その穴から先が丸くなった鈍針を使って、痛みの感じにくい脂肪層を通って皮膚の裏側から麻酔を注入していく。

痛みが取れてなければ麻酔追加

痛みが取れてなければ麻酔の追加をし、さらに振動を加えたりして痛みを逃すゲートコントロール法を用いて完全に無痛になる様にしてヒアルロン酸注入の準備をする。

特に唇は感覚が敏感な部位であり、直針を使ったりカニューレを使ったりと設計が難しいため、しっかりした除痛がないと辛い背術になってしまいます。ビューティクリニックvogueでは完全に無痛の状態でヒアルロン酸注入を行うことが可能です。

注入

希望や目的に応じてデザインした箇所に適したヒアルロン酸を注入していきます。

無痛下で注入できるため、繊細にコントロールが可能です。リニアスレッディングやボーラスなどを使い分け、必要箇所に最小限量で注入します。

仕上がり確認

座位になり鏡で確認しながら、再度重力下で左右差やボリュームを調整し、仕上がりを整えます。

施術時間は10~20分程度です。

唇ヒアルロン酸注射のダウンタイム・施術後の注意点

主なダウンタイムとして、腫れ、内出血、違和感、硬さなどが挙げられ、多くは数日~1週間程度で改善します。

唇は血流が豊富で動きも多いため、他部位に比べて腫れや内出血が出やすい部位です。圧迫や摩擦の影響を受けやすく、施術直後の過ごし方が仕上がりに影響します。

術後の注意点

  • 当日の飲酒や激しい運動を控える
  • サウナや長時間の入浴を避ける
  • 強くこする・圧迫する動作を避ける
  • マッサージや熱い飲み物も避ける

喫煙やストロー使用など、唇に負荷がかかる動作も初期は注意が必要です。

唇ヒアルロン酸注射の料金

診療料金

診察料
全て税込価格(10%)
初診料3,300円
(前田院長のみ5,500円)
再診1,100円
(前田院長のみ5,500円)

治療料金

全て税込価格(10%)

【ジュビダームビスタ
バイクロスシリーズ】
ボリューマ
ボリフト
ボルベラ
ボラックス
通常価格
1本目110,000 円
リピート割 1本目99,000 円
同日2本目88,000 円
同日3本目~66,000 円
【鼻・顎形成】
クレヴィルコントア
ニュービア
通常価格
1本目110,000 円
リピート割 1本目99,000 円
同日2本目88,000 円
同日3本目~66,000 円
【上眼瞼】
Teosyal RHA1
通常価格
1本目110,000 円
リピート割 1本目99,000 円
テオシアルRHA
シリーズ
通常価格
1本77,000 円
同日2本目66,000 円
同日3本目~55,000 円
【ニューラミスシリーズ】
ニューラミス
ライト
ボリューム
ディープ
通常価格
1本44,000 円
ヒアルロン酸溶解
通常価格
ヒアルロニダーゼ
他院施術
52,800 円
ヒアルロニダーゼ
自院施術
33,000 円

Q&A

唇にヒアルロン酸を入れてタバコを吸ったら、咥えた部分だけ凹みました。今後治っていくでしょうか?

施術直後はヒアルロン酸が完全に組織と馴染んでいないため、圧がかかると一時的に形が変わることがあります。多くの場合は時間とともに自然に馴染み改善しますが、変形が強い場合は調整が必要になることもあります。術後の過ごし方には注意が必要です。

唇のヒアルロン酸を溶かしたいのですが、打ってから溶けるまでどれくらいかかりますか?

ヒアルロニダーゼによる溶解は比較的速やかに作用し、直後~数日で変化が現れます。ただし完全な馴染みや腫れの改善には数日~1週間程度かかることがあります。

唇ヒアルロン酸を入れてからアートメイクはどれくらい空けたらいいですか?

一般的には1カ月程度、腫れや内出血が落ち着いてから行うことが推奨されます。内出血などの状態によってはもう少し期間を空けた方が良い場合もあります。

歯列矯正中ですが、唇のヒアルロン酸は注入しても問題ないでしょうか?

基本的には可能ですが、歯の移動に伴って口元のバランスがわずかに変化するため、最終的な仕上がりを見据えてタイミングを調整することが重要です。

唇ヒアルロン酸注射は、単なるボリュームアップではなく、形・動き・バランスを総合的に整える治療です。

仕上がりは、注入デザイン、製剤選択、医師の技術によって大きく左右されます。

自然で美しい仕上がりのためには、解剖学的理解と繊細な注入技術に基づいた施術が重要です。