ゴルゴラインは、目頭の下から頬の中央にかけて斜めに走る溝状のラインで、漫画「ゴルゴ13」の主人公の顔に特徴的なラインに似ていたため俗称として広まりました。

ゴルゴラインは、疲れて見える、老けて見える、やつれた印象になるなどの特徴を示す代表的なエイジングサインのひとつです。

一見しわとして捉えられがちですが、実際には骨格やたるみ、脂肪ボリュームや皮膚の厚みと靭帯(リガメント)で形成される影であり、単純にボリュームを埋めるだけでは改善しないケースも少なくありません。

ヒアルロン酸注射は、この構造的な凹みに対してボリュームを補い、段差をなだらかにする事で影を改善し、顔全体の印象を明るく若々しく見せる治療です。

特にゴルゴラインは、中顔面(頬)の状態と密接に関係しているため、単一部位ではなく顔全体のバランスを考えた設計が重要になります。

ゴルゴラインヒアルロン酸注射の概要

ゴルゴラインは単なるしわではなく、頬骨靭帯(zygomatic ligament)によって皮膚が引き込まれ周囲の組織と段差が形成された構造的な溝です。

加齢とともに骨格の支持力が低下し中顔面の脂肪も減少しますが、皮膚や脂肪が下垂することで、溝の上側はボリュームが減り、下側はたるんで膨らむという段差構造が強調され、ゴルゴラインが目立つようになります。

またこのラインは、目の下のくぼみ(tear trough)と連続しているため、単独の問題ではなく、目元から頬にかけての立体構造全体の問題として捉える必要があります。

Vogue式ゴルゴラインヒアルロン酸注射の施術の考え方

ゴルゴライン治療で最も重要なのは、線ではなく面で改善することです。

単純に溝へ直接注入すると、不自然な膨らみや段差の強調が起きてしまい、逆にヒアルロン酸が目立つといった問題が生じやすくなります。

中顔面のボリューム再建

ゴルゴラインの本質は中顔面のボリューム不足と強靭なリガメントです。

そのためビューティクリニックVogueでは、頬骨周囲(中顔面)への深層注入やリフトアップ効果を意識したMDコードの併用、リガメントの離断を行い、影そのものを作らない構造へ再設計します。

リガメントを意識した注入

靭帯により固定されたラインは、単純に埋めても改善しません。

靭帯周囲に支持を作り、靭帯の離断を可能な限り行う事で段差をなだらかにする必要があります。

tear trough(ティアトラフ)との連続性

ゴルゴラインは単独ではなく、ティアトラフから連動したいるため目の下のくぼみ全体を考慮しなければなりません。

ティアトラフは眼窩下縁のティアトラフ靭帯という線維組織によって形成されるため、ここでも靭帯の離断を行いつつ、頬全体のボリュームを考えながら注入することで、目元~頬の連続した曲面を作ることで自然な仕上がりを達成します。

入れすぎない設計

過剰注入は、頬の膨らみすぎ、不自然な若返り、顔が大きく見えるなどの原因となるため、必要最小限の注入で影を改善することを重視します。

ゴルゴラインヒアルロン酸注射の手術方法

カウンセリング・診察

ゴルゴラインの原因(骨格・脂肪・靭帯)を多角的に評価します。ティアトラフとの連続性をきちんと改善するプランを提案します。

場合によりハムラ法などの手術が必要になる場合があります。

デザイン

ゴルゴラインという単一部位ではなく、中顔面全体のバランスを設計します。

眼窩脂肪、ティアトラフ、ゴルゴライン、頬のボリューム評価から、注入すべき部位をマーキングし、下垂した部位を引き上げるためのMDコードも併用します。

麻酔

ビューティクリニックvogueではいかに痛みを少なくするかに配慮して麻酔を行っています。

1.専用の冷却器を使用して皮膚に当てることで感覚を鈍らせて痛みを和らげる。(痛みと冷感は同じ神経を通っているため、冷却で神経線維が刺激されていると痛みは軽減される)

2.レーザーを使用して皮膚に小さな穴を開け、ドラッグデリバリーで皮下に局所麻酔を浸透させます。レーザーの痛みはごくわずかで針を刺す痛みに比べると断然少なくチクっとする程度。

3.その小さな穴から34Gという細い針で麻酔をさらに広げていきます。レーザーで皮膚を貫通しているので、1番痛みを感じやすい真皮の痛みがなくほぼ無痛で麻酔が可能。

4.その穴から先が丸くなった鈍針を使って、痛みの感じにくい脂肪層を通って皮膚の裏側から麻酔を注入していく。

5.痛みが取れてなければ麻酔の追加をし、さらに振動を加えたりして痛みを逃すゲートコントロール法を用いて完全に無痛になる様にしてヒアルロン酸注入の準備をする。

注入

主にカニューレを用いて、リガメントに平行と垂直に挿入し、リガメントを離断し注入していきます。

どうしてもカニューレのみでは線維組織内にしっかり入れる事ができないため、鋭針を用いて骨膜上へのボーラス注入を行い、骨と垂直方向のボリュームを作って中顔面全体を形成します。最後に浅層での微調整を組み合わせ、段差をなだらかに整えます。

仕上がり確認

座位で重力下の状態を確認し、最終調整を行います。起きた時の形態は仰向けの状態とは全く異なった形になるため、必ず座った状態で注入を行い、微調整をして終了します。

ヒアルロン酸は注入後数日で膨らむため、直後は90%くらいの仕上がりが良いでしょう。

ゴルゴラインヒアルロン酸注射のダウンタイム・施術後の注意点

ダウンタイム

軽度の腫れ、内出血、違和感などがありますが、通常は数日~1週間程度で改善します。

注意すべきリスク

ゴルゴライン周囲は顔面動脈や眼角動脈など重要な血管が存在するため、血管内注入による塞栓には十分な注意が必要です。

術後の注意点

・飲酒や激しい運動を控える
・強いマッサージを避ける
・長時間の入浴やサウナを控える

ゴルゴラインヒアルロン酸注射の料金

診療料金

診察料
全て税込価格(10%)
初診料3,300円
(前田院長のみ5,500円)
再診1,100円
(前田院長のみ5,500円)

治療料金

全て税込価格(10%)

【ジュビダームビスタ
バイクロスシリーズ】
ボリューマ
ボリフト
ボルベラ
ボラックス
通常価格
1本目110,000 円
リピート割 1本目99,000 円
同日2本目88,000 円
同日3本目~66,000 円
【鼻・顎形成】
クレヴィルコントア
ニュービア
通常価格
1本目110,000 円
リピート割 1本目99,000 円
同日2本目88,000 円
同日3本目~66,000 円
【上眼瞼】
Teosyal RHA1
通常価格
1本目110,000 円
リピート割 1本目99,000 円
テオシアルRHA
シリーズ
通常価格
1本77,000 円
同日2本目66,000 円
同日3本目~55,000 円
【ニューラミスシリーズ】
ニューラミス
ライト
ボリューム
ディープ
通常価格
1本44,000 円
ヒアルロン酸溶解
通常価格
ヒアルロニダーゼ
他院施術
52,800 円
ヒアルロニダーゼ
自院施術
33,000 円

Q&A

他院にてヒアルロン酸をゴルゴラインに入れたのですが、物足りなく再度入れたいと思うのですが、間隔を空けずにすぐに同じ場所に入れることは可能でしょうか?

状態によっては可能ですが、腫れや内出血が落ち着いてから評価することが望ましいです。過剰注入による不自然さを防ぐためにも、一定期間経過後(1週間程度)の再評価が重要です。

他院にてゴルゴラインの凹みにヒアルロン酸注射を打ったのですが、翌朝鏡を見たところ、打つ前と同じ窪みがあります。打った直後に効果が現れるものだと思ってたのですが、変化がないため心配です。これは時間経てば改善されるのでしょうか?

ヒアルロン酸は即効性がありますが、注入部位や量が適切でない場合は変化を感じにくいことがあります。腫れが落ち着いた後に再評価し、必要に応じて追加や再設計が必要です。

ゴルゴラインが目立つのですが、ヒアルロン酸注射で溝を埋める前に、眼窩脂肪を取る手術をした方がいい人の特徴はどういったものがありますか?クマ治療で根本的に治すか迷っています。

眼窩脂肪の突出が強く、膨らみが影を作っている場合は、脱脂やハムラ法などの外科的治療が適応となることがあります。特にティアトラフやゴルゴラインが非常に強く皮膚を引き込んでいる場合は靭帯自体が強いため、ここを完全にリリースするのに手術が必須になります。 一方でボリューム不足が主体の場合はヒアルロン酸が有効です。原因に応じた治療選択が重要です。

ゴルゴラインのヒアルロン酸注射は、中顔面のボリューム補正や段差・影の改善により、若々しい印象を作る治療です。

ただし、靭帯構造や脂肪の分布を評価し、目元との連続性を改善できない単純な注入では、不自然な仕上がりにつながります。

ビューティクリニックVogueでは、顔全体の立体構造を踏まえた設計により、自然で違和感のない若返りを実現しています。