「二重全切開をしたいけど、ダウンタイムはどのくらい続く?」
また、
- どれくらい内出血するの?
- 腫れのピークはいつ?
- いつまで続くの?
- 平均どのくらい?
- 早く治す方法は?
このように、二重埋没にダウンタイムに関する質問の問い合わせは多いです。
そこで今回は、二重埋没法のダウンタイムを当クリニックの症例をもとに解説。ダウンタイムを短くする方法や、ダウンタイム中に避けるべき注意点もご紹介します。
ダウンタイムを上手に乗り切り、理想のまぶたを手に入れましょう!
二重全切開の具体的なダウンタイム症状

まぶたをメスで切開して、脂肪や皮膚を切り取り、縫い合わせる手術で二重のラインを作ります。
個人差はありますが、ダウンタイムは2〜3週間程度。
完成形までは3ヶ月程度かかります。
腫れは術後2〜3日をピークに1〜2週間ほど続くため、抜糸までの5日〜7日間は安静にして過ごしましょう。
内出血は個人差がありますが、大体2〜3週間で落ち着きます。
ダウンタイムが終わってもまぶたに刺激を与えないように注意が必要です。
術後以下のような症状があります。
- 腫れ・むくみ
- 赤み・内出血
- 痛み
- 傷跡
- ツッパリ感
- ゴロゴロ感
- 左右差
症状自体は埋没法とあまり変わりませんが、切開しているため内出血は生じやすいです。
腫れ・むくみ・傷跡

切開をしたことでリンパの流れが滞り、特に切開線とまつ毛の間がむくみでふくらみます。そのためハムの様に膨らんだ術後ハム目になります。そのふくらみは1か月程度で80-90%改善し、そこから2-3か月かけて完全になくなります。
半年経っても取れないむくみは手術による影響でなく、手術によってその形になってしまっているため修正を考える時期になります。
こちらは埋没法では奥二重になってしまうため全切開で平行型の二重をご希望されていました患者様。
現在術後1ヶ月のため、まだまぶたは腫れていますがお化粧していただくととても自然になります。
切開部の傷跡は赤みや薄い線状の跡が術後数ヶ月残ることがありますが、多くの場合3か月から半年でほぼ目立たなくなります。稀に体質などで赤みが目立つ方がいらっしゃいますが、半年から1年程度で目立たなくなります。それでも食い込みが目立つという方は手術による原因や、二重を形成するために仕方ない食い込みであったりします。食い込みは修正できる場合も多くあるためご相談ください。
術後の軽い炎症や傷口の回復過程で、目元の異物感としてゴロゴロした感覚が数日間感じられることがあります。
赤み・内出血・左右差・ツッパリ感

抜糸をする1週間の時点ではまだ青紫色の内出血斑が見られ、周囲に黄色味が出てきます。これは血液中のビリルビンの色ですが、術後2週間でほぼ消えます。
こちらの患者様は、以下の目の複合手術をされた方です。
・二重全切開
・目尻切開
・グラマラス皮膚切開
抜糸直後(5日目)は内出血や腫れはありますが、1ヶ月後には浮腫も少なく、4ヶ月後には傷あと浮腫もキレイに落ち着きます。
また、抜糸後にはまぶたの傷に色素沈着のような赤みが残ることがありますが、2ヶ月ほど経った頃から徐々に馴染んできます。
術後の痛みについても、埋没法より強く感じることが多いです。
縫合部の硬さや癒着により、目を閉じると引っ張られるような感覚が数週間残ります。
二重ラインの左右差は出血の量でも変わるため、一時的に左右で幅が異なるように見える場合がありますが、回復に伴い均等になります。
二重全切開術直後・1週間抜糸後・1ヶ月・3ヶ月の経過写真
二重全切開+ROOF除去の場合

術直後から抜糸・1ヶ月・3ヶ月の経過の症例写真とともに紹介します。
こちらの患者様は、二重全切開+ROOF除去を行いました。
・二重全切開
・ROOF除去

糸が付いた状態で抜糸までの5〜7日間は一番腫れが強い状態です。
この間は運動、飲酒、長風呂など血の巡りが良くなる行動はお避けください。
術後2日程は患部を冷やしていただくことや、お休みの際は枕の位置を高くしていただく事をおすすめします。

抜糸後からアイメイクが可能です。
コンタクトの装着はまぶたの腫れ具合により装着が困難な場合がございますので腫れが引くまでお休みすることをおすすめします。
内出血も目の下に降りて広がって見える事があります。

施術から2〜3週間程で腫れと内出血が落ち着いてきます。
浮腫みは3ヶ月かけて徐々に改善されていくので1ヶ月後は二重幅が広く、ハム目のようになる方もいらっしゃいます。二重幅はまだ赤い傷の状態です。

瞼の浮腫みが取れ、完成形の状態です。当院では術後の検診にて医師より経過を見させていただいております。
何かご不安な点がございましたらご相談も承っております
二重全切開+ROOF除去+目頭切開(Z形成)の場合
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患者様の希望が「並行型かミックス型でまつ毛の生え際が見える二重」
元々一重でアイプチを使用されていた患者様です。
瞼の脂肪が多く、皮膚の余りもあるため、埋没法は適法にならず、切開法+目頭切開の適応となりました。

5〜7日後に抜糸をいたします。

1ヶ月でも赤みはあります。
最低でも2週間程度の内出血や腫れと、浮腫み感が1ヶ月程度続くことがございます。

腫れは落ち着きましたが、赤みはまだ完全には引いていない状態です。
これからどんどん目立たなくなっていきます。
【埋没法経験あり】〝二重全切開+ROOF除去+目頭切開(Z形成)

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もともと埋没法を経験されていますが、瞼の脂肪が多く二重ラインが薄くなり、今回は全切開を希望された患者様です。
蒙古襞が発達していることと、平行型の二重を希望されたため、切開法+目頭切開の適応となりました。


1ヶ月ではまだ赤みや腫れがあります。

6ヶ月を過ぎれば腫れや赤みはほとんど引く場合が多いです。
二重全切開のダウンタイムを短くする方法と目立たせないコツ
ダウンタイムは、なるべく早く終わらせたいですよね。ダウンタイムを短くする・軽減するには、患部が腫れないように過ごすのがポイント。
「血流が促されるような行為はしない」ように過ごすことが大切です。
では、その具体的な方法について早速チェックしていきましょう。
施術後2日間は患部を冷やす
施術後2日間は患部が熱を持っている状態です。
血流が良くなると腫れが悪化し、ダウンタイムが延びる原因に。
腫れを抑えるためにも、一日数回、休憩をはさみながら1回15分を目安に冷やしましょう。
冷やし方としては、保冷剤をハンカチやタオルでくるみ、直接まぶたに当てて冷やします。
長時間冷やすのは、低温やけどや凍傷になるので避けてください。
腫れが引いた後は、必要以上に冷やす必要はありません。
冷やす方法として、冷えピタをおでこに貼ってもいいですか?と質問が来る事がありますが、冷えピタをおでこに貼ってもまぶたは冷えないので、まぶたの腫れにはほとんど効果がないと思った方がいいです。
施術後1週間のお風呂はシャワーで過ごす
入浴は体を温めて血液の循環を良くするので、腫れを長引かせる原因に。
施術後1週間ほどは、湯船への入浴を控えてシャワーで過ごすのが良いでしょう。
シャワーもぬるめの温度で浴びるなどして、血行が良くなることは控える事が無難です。特に3日までは腫れが出やすいので注意が必要です。
頭を低くしない
頭に血液が集まらないように、普段の生活で頭の位置を高くするのがポイントです。
寝るときは首をしめない程度の高めの枕を使用し、リラックスするときも横にならないで、なるべく座るようにして、頭が下がらないようにしましょう。
まぶたに触らない
まぶたは皮膚が薄く、刺激に対して敏感で炎症を起こしやすいので、なるべく触らないようにしましょう。
処方薬を飲む
当クリニックでは、施術を受けていただいた患者様に、以下の感染予防の効果のある抗生剤、鎮痛剤、胃薬を処方しています。
- 抗生剤:フロモックス
- 鎮痛剤:ロキソプロフェン
- 胃薬:ムコスタ
フロモックスは供給不良等の影響により、クラビットを処方することがあります。
抗生剤は、施術箇所にばい菌が入って腫れが悪化する恐れがあるため、そういった感染症予防のために処方されます。
しかし、抗生剤によって感染症の有無に違いがあるという科学的根拠はないため、出された抗生剤は必ず飲まなきゃいけないという決まりはありません。
抗生剤には副作用もありますので、「抗生剤を飲んだらお腹を壊してしまう」等の飲めない事情がある方は、無理して飲む必要はありません。
二重全切開のダウンタイム中の注意点は?
ダウンタイム中に気を付けるべき注意点もご紹介しますので、ダウンタイムが長くなってしまわないよう、ぜひ参考にしてください。
洗顔
洗顔は二重施術当日からOKとしていますが、水かぬるまゆで濡らす程度として、洗顔料は翌日以降にしましょう。
もちろんゴシゴシこすったりして洗うのは患部に負荷がかかるのでNGです。
術後10日目までは患部はデリケートな状態です。患部を清潔に保つことは大切なので、洗顔料を使用しても泡を優しく手のひらに乗せて、指の腹で洗うようにしてください。
運動・飲酒
血流が良くなる運動・飲酒は、腫れや内出血が強く出てしまうので、施術後1週間〜2週間は控えるのが良いでしょう。
また、サウナ・岩盤浴・ホットヨガも術後1週間をすぎたあたりからするのがいいです。それでも、通常に比べて多少なりと晴れやすい状態ではあるので、長い時間暑い場所にいるのは好ましくありません。
他にも、血流を悪くする喫煙にも気を付けてください。
血流が悪くなると栄養が行き渡らなくなり、傷や腫れの治りが遅くなります。
紫外線による日焼け
施術後、まぶたは刺激に敏感になっているので、紫外線対策は大切です。
帽子や日傘・サングラスで紫外線対策をしましょう。
メイク
施術後のまぶたはデリケートになっているので、できればダウンタイム中は触れないようにしましょう。
また、ダウンタイムに無理にメイクをすると、化粧品に含まれる成分によって炎症を起こす可能性があるので注意が必要です。
特にアイシャドウのような粒子が細かく着色性のあるものは、色素沈着を起こしてしまう恐れがあります。
埋没法の場合はまぶたのメイクは施術4日後から、その他の部分は当日から可能です。
コンタクトの装着
コンタクトの装着は5日間避けてください。
コンタクトはまぶたの腫れの程度により装着が困難な場合があります。また瞼を引っ張ってしまう可能性があるので、なるべく控えて頂きたいです。
腫れの程度によっては、腫れが引くまで装着をお休みすることをおすすめします。
手術当日はまぶたの腫れを隠せるサングラスや帽子、普段コンタクトレンズをつけている人は、メガネとコンタクトケースを持っていくようにすると良いでしょう。
目やにが多くなる
術直後は目やにがでやすくなります。負担のかかった目をかいふくするため、術後の症状として出る人も多いです。
術後3日をすぎると徐々に治っていくので、心配いりません。
こすって落とそうとするとばい菌がはいったり、摩擦を与えてしまうので目にとってよくありません。
患部を清潔に保ち安静に過ごしましょう。
片目なら眼帯で隠せる
両目の切開の場合は難しいですが、片目施術の方でしたら眼帯で腫れや内出血を隠す事ができます。
眼帯はホームセンターや薬局で購入が可能です。
人と会う予定があっても、説明がしやすいので片目だけ隠れていても違和感はないでしょう。
まとめ
当院では患者様のご理想に合わせた二重のご相談はもちろん、自分に合った二重の形がわからない方も
沢山ご相談をいただいております。
埋没法・切開法2つの二重手術メニューがございます。
是非お気軽にカウンセリングへお越し下さいませ。
Instagramでビフォー&アフターもご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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