HYPERHIDROSIS

ミラドライはわきが多汗症のための唯一の厚生労働省承認機。マイクロ波を照射し汗腺を破壊(焼灼)します。局所麻酔を行うため、施術中の熱感や痛みはほとんどありません。メスを使わないため傷を作らず、術後も安心して過ごしていただけます。
ミラドライの特徴

ミラドライのハンドピースが脇の皮膚を吸いあげ、マイクロ波の照射が始まります。
わきが・多汗症の原因である汗腺は、皮下2~3mmの層に集中しています。この層に向けてマイクロ波を照射します。
照射されたマイクロ波は表皮から真皮を通り抜け、水分を含む汗腺に吸収されて熱を発することで汗腺を破壊します。
汗腺の多いエリアの下は皮下脂肪の層です。マイクロウェーブは皮下脂肪から抵抗をを受ける設計になっています。そのため、汗腺エリアにエネルギーが集中し、汗腺以外への影響は最小限に抑えられます。
ミラドライのマイクロ波照射中は、冷却システムである「ハイドロセラミック・クーリング」が作動しています。
表皮から真皮にかけての浅い層を冷却して熱から保護していますので、施術中に苦痛を感じることはありません。
また、脂肪層より深い所に対しても、著しいダメージはありません。
ミラドライの効果
1回の施術でニオイと汗が6〜7割減少
ミラドライは、皮膚の表面からマイクロ波を照射し、熱エネルギーによってニオイや汗の元となるアポクリン腺やエクリン感染を徹底的に破壊します。
1回の施術で6〜7割の感染を破壊することが可能で、ニオイや汗を2〜3割ほどに減少させることができます。
昔はワキガ多汗症治療というと手術がメインで入院や通院が当たり前。傷跡が残るといったことも受け入れないければいけないものでした。
対してミラドライは、そのような身体的・時間的な負担がほとんどないにもかかわあらず手術並みの効果が期待できる画期的な治療です。
ワキガにも多汗症にも効果あり
ミラドライは、ワキガと多汗症両方に効果があります。
汗を分泌するのはアポクリン線(ワキガの原因)、エクリン腺(多汗の原因)の2種類。
ミラドライはそれらが集まる真皮層深部から皮下組織上部にマイクロ波のエネルギーを集中させ、両方の感染を同時に破壊します。
ミラドライの持続期間は半永久的
ミラドライに寄せられる質問で「どのくらい持続効果があるのか?」と悩まれる方が多いです。
結論、ミラドライで一度破壊された汗腺は再生されることがないため、効果は半永久的に持続します。
「ミラドライは効果がない」「1年後以降で再発してしまう」という情報も目にしますが、ミラドライを熟知した医師によって診療・施術が行われていれば再発してしまうということはありません。
ただし、半年ほど経過すると「汗もニオイもなくなったのに再発してきたのでは?」と感じることもあるかもしれません。
これは、1回の治療で破壊しきれなかった約2〜3割の汗腺が、治療直後はダメージを受けていて働きが弱まりますが、時間とともに活動を再開してきたからです。
これを再発と感じてしまう方もいらっしゃるようですが、約半年後の状態が本来の効果なのです。そのため、治療前の汗やニオイの状態に戻ったということはほとんどありません。
ミラドライの施術概要
麻酔 | 局所麻酔 |
所要時間 | 約60分 |
洗顔・入浴・メイク | シャワー:当日より可能 入浴:3日間は入浴をお控えください。 ※患部に赤みがあるうちは優しく泡で洗い、ナイロンタオルなどの強い摩擦は控えてください。 |
通院 | 診察→施術(診察当日の治療も可能) |
副作用・ダウンタイム | 内出血、痛み、腫れ、脇の違和感、腕や指先の不快感やしびれ、治療部位の拘縮が生じる可能性がありますが、数ヵ月で治まります。 一時的に腕および指の力の減少が生じる場合がありますが、数ヵ月で改善します。 治療により腋窩部の減毛の可能性があります。 麻酔を行う際、注射針によって内出血が起きることがあります。 治療により、赤みや水疱、かさぶたを生じた場合は必要な治療を行いますので、当院の指示に従ってください。 予想以上に効果の実感が得られない、または修正効果が弱いことがあります。 |
注意事項 | 施術ご希望の際には、4日前にワキの剃毛をお願いいたします。 患部にリンデロンVG軟膏は当日から3日間、ヒルドイドローションは4日目以降から塗布してください。 治療当日から3日間は、必ず患部の冷却を行ってください。 治療部位の腫れが落ち着いたら(7〜10日後)、少しずつマッサージとストレッチを行うようにしてください。 プールや海水浴などは1ヵ月以上空けてください。 治療後の飲酒・喫煙はお控えください。 施術後1週間以内のノースリーブ着用、飲酒、重いものの運搬、気圧の変動を招くような行動(飛行機、山登りなど)、サウナや激しい運動など施術部に負担がかかる事はお控えください。 脱毛は、最低1ヵ月はあけ、脱毛する際は色素沈着部分を避けて行ってください。 制汗剤、シェービングなどは、治療後2週間以上はお控えください。 |
ミラドライの施術の流れ
まずは汗の量・ニオイのお悩み、脇・肌の状態、現在の体調や患者様の内服状況などを丁寧にお伺いします。
ミラドライの注意点や施術の流れなどを詳しくご説明させて頂きますので、ミラドライの不安な点や疑問点はお気軽にお尋ねください。
わきの広さ・サイズを測定し、発汗する場所、体毛の位置を・個人差を考慮・個々人に適したマーキングを位置決めマーカーを用いてつけていきます。
これらによりミラドライの照射範囲を決め、インクの転写シートを用いて正確にマーキングしていきます。
照射漏れのないように照射範囲を少し広めにとっていきます。
※事前にわき毛を剃っていただきます。
マーキングが完了したら、わきの下全体に局所麻酔を注入していきます。
注入後5~10分待ち、麻酔が効いたのを確認した後、ミラドライ治療を始めていきます。
マーキングシートに沿ってミラドライを漏れのないように丁寧に照射していきます。
1回の治療で済むように、最大出力で照射治療していきます。
麻酔と冷却機能により痛みを感じることはありません。万が一痛みを感じたら麻酔を足していきますのでご安心ください。
両脇で約1時間ほどの施術時間となります。
ミラドライのマイクロ波により、皮下組織の内部が火傷のような状態になりますので、ミラドライ施術後15分間ほど、施術箇所を冷却し、痛みや違和感を軽減します。
経過観察もございますが、ミラドライ治療後の経過について気になることがあればお気軽にご相談ください。
ミラドライを受けたスタッフ体験談(施術当日経過〜翌日まで)


背術中は、吸引されてる感覚や温かい感覚はありますが、痛みはほとんどありません。一度がけ軽い痛みがあったので、麻酔を足してもらいました。
施術後は、麻酔でふくらんでいて感覚も鈍く違和感はありますが生活に支障はありませんでした。
夜になって痛みが出てきたので、痛み止めを飲みました。
痛み止めを飲めば、痛みは気になりませんでした。
ズキズキとした痛みから、青タンを押されたような痛みにだんだんわかっていきました。
常に痛いわけではなく、脇をぐっと閉じた時や押さえた時にある程度です。
2ヶ月半経つ現在では腕を伸ばした時になんとなく突っ張るような痛みがある程度で生活への支障はありません。
内出血はごくわずかでした。
※内出血は個人差があり、二の腕や脇腹まで赤紫〜黄色に広がる場合もあります。
内出血した場所は1ヶ月経過後もしこりとなってしまいましたが、1ヶ月半経つとなくなりました。
元々匂いは気になっていなかったので分かりませんが、汗は減った実感があります。
全く汗をかかないわけではありませんが、服が脇汗で締めることはかなり減りました。
※一般的には6〜7割の効果と言われています。
診察料・治療料金
診察料
初診料
3,300円(前田院長のみ5,500円)
再診
1,100円(前田院長のみ3,300円)
治療料金
全て税込価格(10%)
ボツリヌストキシン
ボトックスビスタ | 10単位につき 12,800円 |
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ニューノロックス | 10単位につき 9,800円 |
針代 | 1,100円 |
ミラドライ
1回目 | 240,000円 |
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2回目 | 176,000円 |
手術
反転剪除法 | 660,000円 |
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よくあるご質問
ミラドライの1回あたりの効果の目安は脇汗・ワキガ臭の6割〜7割減です。
効果は半永久的に持続するので、定期的に受け続けていただく必要はありません。
重度のわきがの方でも1回の治療だけで、ご満足いただける場合が多いですが、ニオイの感じ方は主観・感覚的なものがあるので2回目を受ける方も一定数います。
ほとんどの患者さまが、施術後すぐに(翌日~3日程度)で効果を実感いただいております。汗やニオイも気にならなくなり、効果を実感いただける患者さまが多いです。
最初の可能性はミラドライに精通した医師・看護師によって正しく治療が行われていれば再発のリスクは極めて低いと言えるでしょう。
(個人差がありますが、状態により2回施術をお受けいただくことをおすすめします。)
ミラドライの照射直後は、腫れ・痛み・肌の凹凸感が挙げられます。
しかし、数日〜数週間で引きますので一生続く症状はありません。
皮膚を切る治療ではないので、傷跡が残ることもありません。
施術前に麻酔を行うため、照射中に痛みを感じることはありません。
麻酔注射を打つ時に少し痛みを感じる方もいらっしゃいますが、耐えられないほどではありません。
医師やスタッフが適宜確認しながら治療を進めますが、万が一、治療中に痛みや違和感を感じたらお申し出ください。
中学生から治療可能です。ただし未成年の場合は成長途中で個人差があるため、カウンセリングにて判断させていただきます。
治療当日よりシャワーを浴びていただくことは可能ですが、3日間は入浴をお控え頂ければと思います。
皮膚を切らないため傷は目立ちません。背術後の皮膚の状態は個人差がありますが腫れや赤みが生じます。
ミラドライですが現時点では保険適用はされず自由診療(自費診療)となります。これは法律で決まっているので国内のどのクリニックでミラドライを受けても同じです。
しかし、このように自由診療となるミラドライですが、腋窩多汗症・腋臭症(ワキガ)を治す病気の治療行なうということで、医療費控除の対象になります。
(注:病気の治療であればどんな自費診療でも医療費控除の対象になるわけではなく、一般的に治療としての医学的な妥当性があり、治療費用も妥当な範囲であるなどの要件が必要とされています。)
医療費控除とはご本人、またはご本人の配偶者やそのほかの親族のために支払った医療費が、一定額を超える場合に利用できる所得控除のひとつです。具体的には、1年間にかかった医療費が10万円(総所得金額等が200万円未満の人は総所得金額等の5%)を超えた場合に所得控除を受けることができます。
医療費控除が利用できれば、確定申告をすることで所得税の還付を受けられる可能性があります。(会社員の方など、すでにお給料から税金が天引きされていますが、既に天引きされた税金からいくらかが戻ってくる形となります。)
一般に、ミラドライは美容クリニックがやっていることが多いですし、保険診療ではなく自費診療ですので、医療費控除の対象にならないのでは?と思われていらっしゃる患者様もいらっしゃいますが、ワキガ多汗症「治療」としてのミラドライは医療費控除の対象になります。
他に例を挙げるとすると、例えば歯の矯正などでも、基本的に自由診療ですが、容貌の美化のためではなく噛み合わせなどを治療する目的の矯正ですと医療費控除の対象になります。
下記のような方はミラドライの施術をお断りすることがあります。
・局所麻酔薬にアレルギーがある方
・過去に乳がんの手術をしたことがある方
・わきに傷や炎症、腫瘍(良性含む)がある方
・妊娠、授乳中(授乳中の場合、3日間ほど断乳可能の場合は施術可能です)
・電子機器を埋め込んでいる方(ペースメーカー等)
・酸素投与されている方
・糖尿病、膠原病、心臓疾患、出血性疾患、ケロイド体質の方
・ステロイド内服中の方
・感染症をお持ちの方
ミラドライは、高周波を使用して汗腺を破壊しますが、汗腺だけでなく周辺の皮膚組織にも一時的に影響を起こし、
その皮膚組織が修復するために体に回復のための様々なプロセスを要求します。
その結果、普段よりも汗や皮脂が増え代謝物が多く分泌されることがあります。
これが原因で治療直後に普段よりも臭いが強いと感じることがあると言われています。
ミラドライは高い効果を期待できる一方で、1回の治療で100%の感染を破壊できるわけではありません。
1回でも効果を実感することはできますが、匂いの感じ方や汗の出方は個人差があるため、1回で満足がいくとは言い切れません。
当院では2回目のお値段を下げて、より多くのお客様に満足して頂けるような料金設定にしています。
術後数日間は、飛行機など気圧の変動や多量の飲酒、激しい運動等避けていただいた方が好ましく、また2週間程度は治療箇所が過敏になっている為、この期間の海水浴や温泉なども避けたほうが良いでしょう。いくつか注意点はありますが、入院や通院の必要がなく、当日からシャワーも可能なので、日常生活への支障はほとんどない施術になっています。