涙袋ヒアルロン酸注射の概要
涙袋は解剖学的には眼輪筋(眼輪筋前部:pretarsal portion)によって形成される構造で、単なる脂肪の膨らみではありません。
このため涙袋形成は、皮膚直下にボリュームを作り、さらに筋肉の動きと調和させるという繊細な設計が必要です。
ヒアルロン酸注射では、涙袋のボリューム形成、左右差の調整、目元の立体感の向上が可能ですが、過剰注入で不自然な顔つきになっている方も多く、不適切な層に注入されクマのように見えている人も多数見受けられますので注意が必要です。
Vogue式涙袋ヒアルロン酸注射の施術の考え方
涙袋は「大きければ良い」わけではなく、顔全体のバランスの中で設計するパーツです。
ビューティクリニックVogueでは以下を評価してデザインします。
- 目の大きさ・形
- 目の下のクマの有無
- 皮膚の厚み
- 左右差
- 表情時の動き
これらを考慮して、どのくらいの涙袋を作るのか事前イメージをする事が涙袋ヒアルロン酸で失敗しないポイントです。
涙袋単体で作らない
涙袋だけを強調すると、表情が無いのに不自然に目の下が膨らんだ形になり違和感しかありません。そのため、二重幅とのバランス、眼球の大きさ、目の下の影(クマ)、中顔面のボリュームを考慮しながら設計します。
「影」と「ハイライト」を意識した設計
涙袋は、「上部のハイライト(眼輪筋の膨らみ)」+「下部の影(眼輪筋のリガメント)」によって立体的に見えます。
そのためヒアルロン酸を入れすぎず、リガメントのラインをしっかり残すことで、自然な仕上がりを形成します。
動きに馴染む注入
涙袋は筋肉なので、笑った時に大きく変形します。浅すぎない層に注入し、硬すぎない製剤を選択することで、表情に馴染むような注入をします。
涙袋ヒアルロン酸注射の注入方法
施術は以下の流れで行います。
カウンセリング・診察
涙袋の有無、クマの状態、左右差を評価し、適切なデザインを決定します。
デザイン
涙袋の幅・高さ・形状を細かく設計し、マーキングを行います。
麻酔
涙袋の麻酔は他のヒアルロン酸と異なり繊細で、ヒアルロン酸注入部全域に麻酔をかけることをしません。
麻酔が眼輪筋に入ることで適正な量を判断できなくなるためです。なので、外眼角あたりに冷却器を当て、レーザーで穴開けをし、ドラッグデリバリーの要領で麻酔を浸透させ、穴の入り口にだけ僅かに1%E入キシロカインで麻酔を行います。
穴の入り口のみ麻酔をかけたらそこからカニューレを用いてヒアルロン酸注入を行います。
注入
カニューレを使用し、皮膚直下〜浅層に少量ずつヒアルロン酸を注入します。
注入部に麻酔をしていないため、ヒアルロン酸を薄く注入して製剤内のヒアルロン酸を浸透させます。
涙袋は浅すぎても深すぎても不自然になるため、層のコントロールや均一な注入が重要で、指の繊細なコントロールが必要になります。
仕上がり確認
座位で左右差や形状を確認し、起こしたままの注入で微調整を行います。
施術時間は10分程度です。
涙袋ヒアルロン酸注射のダウンタイム・施術後の注意点
涙袋は比較的ダウンタイムが軽いですが、軽度の腫れ、内出血、違和感が出ることがあります。多くは数日〜1週間程度で改善します。
起こりやすいリスク
チンダル現象、凹凸、左右差などは皮膚が薄い方に起こりやすいため、入れる量には注意が必要です。
術後の注意点
当日の飲酒・運動は控える、サウナや長時間入浴を避ける、強いマッサージをしないなど一般的なところを気にしてもらえれば問題ありません。涙袋はヒアルロン酸が動きやすい部位のため、うつ伏せなどの圧迫は避けることが重要です。
涙袋ヒアルロン酸注射の料金
診療料金
| 診察料 | 全て税込価格(10%) |
|---|---|
| 初診料 | 3,300円 (前田院長のみ5,500円) |
| 再診 | 1,100円 (前田院長のみ5,500円) |
治療料金
全て税込価格(10%)
クレヴィエルコントア ジュビダームボリューマ | 通常価格 |
| 1本目 | 110,000 円 |
| リピート割 1本目 | 99,000 円 |
| 同日2本目 | 88,000 円 |
| 同日3本目~ | 66,000 円 |
上眼瞼 Teosyal RHA1 | 通常価格 |
| 1本目 | 110,000 円 |
| リピート割 1本目 | 99,000 円 |
テオシアルRHAシリーズ | 通常価格 |
| 1本 | 77,000 円 |
| 同日2本目 | 66,000 円 |
| 同日3本目~ | 55,000 円 |
ヒアルロン酸溶解 | 通常価格 |
| ヒアルロニダーゼ 他院施術 | 52,800 円 |
| ヒアルロニダーゼ 自院施術 | 33,000 円 |
Q&A
涙袋にヒアルロン酸注射を入れた人はまつ毛エクステつける際はどうしてますか?
施術後1週間程度空けてから行うのが安心です。圧迫や刺激を避けることが重要です。
涙袋形成はヒアルロン酸注射以外の選択肢はありますか?
脂肪注入や脂肪移植、外科的手術がありますが、手軽さと可逆性の点でヒアルロン酸が第一選択となることが多いです。 涙袋にヒアルロン酸注射を打った後にBNSL注射を顔全体に打ったらヒアルロン酸が解けてしまいますか? 通常の脂肪溶解注射でヒアルロン酸が直接分解されることはありませんが、強い炎症や代謝の影響を受ける可能性はあります。
涙袋にヒアルロン酸を入れたら涙袋シワが新たに出来てしまいますか?
過剰注入や皮膚の薄さによっては、しわが強調されることがあります。適切な量と層への注入で避けられます。
涙袋ヒアルロン酸を入れた状態でも、目の下のクマ取りはできますか?
可能ですが、正しい評価ができない状態でクマの原因である眼窩脂肪を調整することになります。場合によってはヒアルロン酸を調整してから行う方が望ましい結果になります。
涙袋にヒアルロン酸を入れてから溶かして再度入れる場合にどれくらいの期間をあければいいですか?
通常は数日〜1週間程度で再注入が可能です。状態を確認しながら判断します。
他院で涙袋にヒアルロン酸を入れまして、別の製剤を新たに入れる場合、前の製剤は必ず溶かしてから入れないといけませんか?
状態によりますが、少し足りないくらいの状態であれば追加はそのまま行う事が多いです。混在を避けるため一度溶かしてから再注入する方が安全なケースもあります。
涙袋ヒアルロン酸注射は、目元の印象を大きく変えることができ、比較的手軽に行える一方で、繊細なデザイン力や高い技術力が求められる施術です。
仕上がりは注入層、製剤選択などによっても大きく左右されます。
ビューティクリニックVogueでは、単なるボリューム形成ではなく、目元全体のバランスを考慮したカスタマイズ注入により、自然で美しい涙袋形成を行っています。



