肝斑(かんぱん)とは?原因や治療法をチェック!

こんにちは!札幌のル・トロワにあるビューティクリニック「Vogue」です。

 

「肝斑」という名前は聞いたことがあっても、どのようなものなのか、なかなかイメージしづらいですよね。

 

「もしかしたら肝斑かも…」と、鏡を見るたびになんだか沈んだ気持ちになる方は多いのではないでしょうか。

 

今回は、肝斑とはどのようなものなのか、またその原因について解説します。

他のシミやそばかすとの違いや、治療方法についてもご紹介するので、お悩みの方はぜひ参考にしてください!

 

 

肝斑とは?

肝斑とは、紫外線や肌への摩擦、女性ホルモンのバランスが乱れることなどによって発生するとされるシミの一種です。

薄茶色で輪郭のつかめないモヤモヤとしたシミが、左右対称に発生するのが特徴です。

 

一般的に肝斑ができやすいとされている場所は頬骨のあたりで、ほかには額や鼻の下、口の周りなどにできる方もいます。

対して、目の周囲に肝斑はできにくいとされています。

 

どこのパーツにできても、左右対称でおおむね同じ大きさ、同じ形で現れることが肝斑の特徴です。

 

頬骨周辺にもやっと広がったタイプ、頬骨のラインに沿って細長くできるタイプが多いですが、中には目尻の下やこめかみ周辺に小さく広がるケースや、鼻下や口周りにぼんやりと広がるケースもあります。

 

肝斑ができやすいのは女性ホルモンが乱れるときが多く、妊娠や出産、ピルの服用、更年期などのタイミングで、30〜50代に発症するケースが多く見られます。

 

生理前に色が濃くなったり閉経後に症状が軽くなったりする方や、妊娠中にできて出産後しばらくして治った方もいます。

 

この原因については、次でさらに詳しく解説していきましょう。

 

 

肝斑の原因を確認!ほかのシミやそばかすとは何が違う?

肝斑の原因や、他のシミとの違いもお伝えしていきます。

 

肝斑の原因

肝斑の明確な原因はまだはっきり特定されていませんが、考えられる要素には以下の2つが代表的です。

 

  • ・女性ホルモンバランスの乱れ
  • ・ストレス

 

先ほどもお伝えしましたが、女性ホルモンのバランスが乱れると、メラノサイト(メラニン形成細胞)が活性化して黒色メラニンが多く作り出され、表皮に過剰に蓄積されることで肝斑になりやすいです。

 

ストレスが女性ホルモンバランスの乱れにつながり、肝斑に発展するケースもあります。

さらに肝斑ができたことでストレスを感じて女性ホルモンのバランスが崩れ、メラニン色素が多く生成されるという悪循環が起きてしまうケースも。

 

また、直接的な原因ではありませんが、紫外線ダメージや摩擦も、肝斑発症のきっかけや悪化につながっているのではと考えられています。

洗顔やスキンケア、メイク時の肌の摩擦でも悪化する恐れがありますので気をつけましょう。

 

その他のシミやそばかすと肝斑の違い

シミは、肝斑を含めて主に5種類あります。

肝斑との違いを見極めるためにも、それぞれの特徴を見ていきましょう。

 

日光性黒子(老人性色素斑)

日光性黒子(にっこうせいこくし)は、老人性色素斑とも呼ばれ、これまでに蓄積されてきた紫外線ダメージによってできると言われる一般的なシミです。

輪郭がはっきりしており、必ずしも左右対称に現れるわけではないため、その点が肝斑とは異なります。

 

そばかす

そばかすは、鼻の周囲や頬にできる小さなシミのことです。

そばかすも左右対称にできるわけではありません。

また、そばかすは幼少期からできはじめることが多く、遺伝的な要素が大きく関わっているとされています。

 

ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)

ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)は、頬や額、鼻の穴付近にできる、そばかすより少し大きな粒状のグレーがかったシミです。

多くの場合左右対称にできますが、片側のみにできる場合もあります。

 

ADMは成人になってから現れることが多く、肝斑やほかのシミと異なり、表皮ではなくさらに深い真皮にメラニン色素が沈着して発生します。

 

炎症後色素沈着

炎症後色素沈着とは、ニキビや虫刺され、やけどなど肌の炎症が原因で色素沈着が起き、発生するシミのことです。

炎症の赤みが引いた後に、茶色いシミが現れます。

 

シミについては「シミにはどんな種類がある?特徴や見分け方、適した治療方法もご紹介」で詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。

 

 

肝斑は治療が可能!その方法とは?

 

シミは、種類の違うものが同時にできる場合もあります。

種類によって治療方法が異なるため、まずはクリニックを受診し、適切な判断をしてもらいましょう。

 

肝斑の治療には薬の服用やレーザー治療などが用いられますが、代表的な治療方法を2つ詳しくご紹介します。

 

肝斑の治療方法①内服薬・外用薬

肝斑の治療には、トラネキサム酸やビタミンCなどの内服薬が多く用いられます。

メラニン色素を作り出すメラノサイトの働きを抑制することで、肝斑の発生を阻害するという仕組みです。

 

外用薬は、ハイドロキノンクリームやトレチノイン酸クリームなどの塗り薬を使用します。

ハイドロキノンはメラノサイトの働きを抑える効果があるとされ、トレチノイン酸は肌の新陳代謝を活性化させ、メラニン色素の排出を促す効果が期待できるとされています。

 

肝斑の治療方法②レーザー

肝斑のレーザー治療は、強いレーザーを当てると悪化させてしまう恐れがあるので、使用するのは「レーザートーニング」と呼ばれる微弱なレーザー照射ができるマシンです。

表皮に蓄積されたメラニン色素をレーザーで少しずつ減らし、肝斑を改善していきます。

 

Vogueでの肝斑治療メニューもご紹介

札幌のル・トロワにあるビューティクリニック「Vogue」では、シミの種類によって最適な治療をご提案しています。

 

肝斑にも適用できるレーザートーニングは、メラニン色素を少しずつ分解し、肝斑を薄くしていきます。

肌全体のトーンアップや毛穴の引き締めも期待できますよ。

 

Instagramで治療に関する情報発信も行っておりますので、ぜひご覧ください。

 

 

肝斑治療の方法は内服薬や塗り薬、レーザーなど!クリニックに相談を

肝斑とは頬骨などに左右対称に発生する、もやもやした薄茶色のシミのことです。

 

発生しやすいのは30~50代で、妊娠・出産、ピルの服用、更年期などで女性ホルモンバランスが乱れることが関係していると考えられています。

 

その他、ストレスや紫外線ダメージ、摩擦などで悪化につながるケースもあります。

 

シミの種類の見極めは難しいため、いつごろから現れたのか、急に悪化したものか、紫外線対策で効果はなかったかなど、美容クリニックで判断してもらうのが確実です。

 

肝斑の治療には飲み薬や塗り薬、レーザー治療などがあります。

 

札幌のル・トロワにある美容クリニック「Vogue」では、お肌の悩みを解決するさまざまな美肌治療をご用意しております。

お一人ひとりの症状や原因に合わせて適切な治療方法をご提供しますので、どのような治療方法が適しているのかなど、お気軽にご相談くださいね!